ラクーンと鹿とリス

今日、息子を学校に迎えに行き、帰宅途中のこと。

私の家は自然の多い古い住宅地の端にあるのだけど、時速30キロ指定の曲がりくねった道を運転していて、ふと、路駐してあった車を通り過ぎた瞬間、バックミラーを見たら。

ラクーンが!!!

ラクーンとはあの狸のような、アライグマ−ラスカルですね。

人間が、道路を渡ろうとするときに左右確認するのとおんなじ感じで、手をこまねくようにして、駐車された車の影から道を渡ろうとこっそりチェックしているのが見えてしまいました。

思わず息子に「ラクーン！ほら！今！後ろ！」と叫んでしまいました。

この辺は自然が結構あるので、鹿もラクーンもリスもうじゃうじゃいます。この3つの動物はもうペスト（有害生物）扱いです。

リスは、たいていその辺の木の実を食べるだけなんだけど、木の実（ドングリとか）を後で食べようと隠すつもりで庭に穴を掘ったりするのでちょっと迷惑。特に春頃、種をまいたところを荒らされてたりするとムカッとくる。

鹿は、チューリップなどの花を食べてしまうので、ガーデニングに精をだしている人達からは「もう勘弁して」と思われています。うちの目の前で鹿を見たこと何度もあるし、特に雨風のあとはたぶん葉っぱとか木の実が落ちてくるからか、朝よく見かけます。4，5匹の家族で行動してるのもよく見る。フェンスの無い大きな庭を持ってる友人は「ディナー食べに家族で来るよ」と言っていました。

鹿は私は大好きなので、（実際に被害にあったことがないからというのもある）鹿をみるといつも「Awwwwww　かわいい〜」となります。バンビみたいな赤ちゃんも時々見れる。とても可愛いです。でもやっぱ雄々しい角のある牡鹿とかは近くに寄るのは怖い。

そしてラクーン。ラクーンはあの垂れ目ブチと縞々のしっぽ、そして人間のような手が特徴。このヒト達はカラスなみに頭がいいのでゴミ箱ひっくり返して生ゴミあさったりするので私は苦手です。

夜行性なので今日みたいに昼間見れてびっくりしました。

夜、外を散歩していると、眼がキラッと光るデッカい猫のようなものを見かけたら、それはもうラクーン。うちの夫が動物大好きなので「ラクーンにエサあげたい」とかぬかすのでいつも「ていうかマジでやめて！あの黒い革手袋はめてるみたいな人間みたいな手、超気味悪いじゃん！」と大反対する私。

去年のハロウィーン。うちの息子は　ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーのキャラクターのロケット・ラクーンのコスチュームを着て行ったのだけど、近所の家にお菓子もらいに言ったら、おじいさんが出てきて「これは何のコスチュームかい？」と聞かれたので「ラクーンです」と答えると、「おお、ラクーンならうちにも居るよ、ほら、後ろの木の上見てごらん」と言うので大きな樫の木を見上げると、ラクーン一家が3，4匹固まって木の枝からキラッと光る眼でこっちを見ていました。コワっ。