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stay homeどころかstay roomなコロナ患者の入院生活の実態

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家族が新型コロナウイルスに罹患し、現在闘病中。離れて住む家族はこの事態にどう向き合っているのか、ほぼリアルタイムに更新中。気になった方は、「新型コロナウイルスに罹患、家族がいまできること」からお読みください。
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緊急事態宣言発令により、日本中の人々が外出自粛=stay homeをしていることだろう。我が家は外出は極力控えているものの、買い物や散歩などで1時間ほど家の外に出るなど、それなりに自由はある。

一方、コロナで入院している両親の生活は、完全隔離状態=stay roomを余儀なくされている。10歩歩けば一周できるくらいの部屋に、かれこれ1週間ほど閉じ込められている。院内感染を防ぐためにも、そこは致し方ないだろう。病院が院内感染を防ぐために、どのような対策をとっているのか全貌はつかめないが、患者が実際にどのような生活をしているのか、その一部を紹介したい。

(1)ドアノブは触れない

両親の場合、幸いにして2人共個室が用意されている。トイレやシャワーがついているため、一応部屋の中で生活することができる。しかし、部屋の外に出るためのドアノブは触ってはいけない。外に出る場合には、ナースコールで看護師を呼ぶ必要がある。

(2)売店に行けない

食事は3食運ばれてくるものの、間食したり飲み物を飲みたい時もあるだろう。通常であれば、お見舞いに来た面会者などが持ってきてくれたり、売店に行って買ったりすることができるが、それも許されない。そのため、買いたいものを注文して、看護師に持ってきてもらっている。また、両親がお互いの部屋を行き来する場合も同様で、看護師付添いのもと、移動しているという。

(3)自分で洗濯をする

入院着は病院から借りられるものの、下着やタオルなどの私物は自分で洗濯しなければならない。通常の入院であれば、家族が定期的に持ち帰って洗って持ってくるという方法がとれるが、両親とも入院しているため、それができない。共同の洗濯機を使うことができないため、部屋で手洗いしているそうだ。なお、シーツ類は1週間に1回、洗い替えが来る。

このようなstay room生活なので、ストレスが溜まったり運動不足になることが懸念される。定期的にストレッチをしたり、お互いの会話を増やすよう促している。

(つづく)

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