今だからこそ　てぃ先生の存在

前回、「嗚呼！みんなの動物園」に、てぃ先生が出られたときのことをお話させていただきました。動物のことではなく、園児の給食の様子で、園児の質問についててぃ先生が園児の成長を促す受け答えをされていたことについてでした。

私がてぃ先生のお名前を知ったのは、
「一人あそびは大切」と言っている人がいる、ということを人伝にお聞きしたのが初めてでした。
かつて、私もあちらこちらの講演会などで話をさせていただく機会があり、子どもたちの成長において、一人あそびの考え方をお話ししてきた一人でしたが、「一人あそび」の見方や意味についての話そうとする際、私自身話しのしづらさを感じていました。

「一人あそび」と聞いただけで、その様子からのイメージからか、
かわいそう・・・
なんで一緒にあそんであげないの？
支援ができていないんじゃないの？
などという感じ方になっておられる方々が多くいらっしゃいました。
その見方には、偏見もあったかもしれませんし、周囲の目などもあって、そういう状況にできないということもあったのかもしれません。

ですので、一人あそびの大切さについて話をするときは、その場の雰囲気を気にしながら話す必要がありました。なあんだ放っておけばいいのかなどと、極端な受け止め方をされてしまうような誤解につながらないよう気を使っていました。
子どもたちの現在の発達段階とともに次の発達段階につながる支援のあり方について、論立ててじっくりと時間をかけ、お聞きいただいている方々の表情を見ながら話をしておりました。

そんな状況下、てぃ先生のことを人伝にお聞きしました。
てぃ先生も一人あそびの大切さについてお話しをされているということでした。
公の場で一人あそびの大切さを語ってくださる方がいることを知り、心強く感じたことを思い出します。

おっかなびっくり伝えていた私でしたが、てぃ先生のおかげで、子どもたちの成長段階を踏まえた話ができるようになりました。