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【学習の助言3】動詞の活用形をいかに覚えるか
スペイン語学習初心者さんへ
スペイン語習得における最大の難関は、動詞の活用です。
辞書や教材には、一覧表が添付されています。
お分かりの通り、一つの動詞に50以上の活用形が存在します。
この表を見ただけで、学習意欲がそがれるかもしれません。
無理だとあきらめるのは、ちょっとだけ待ってもらいたい。
これから、私の攻略法を紹介します。
すべてではないにせよ、8~9割がた覚えました。
・なぜこんなに活用形が多いのか、少しだけ考えてみる
・直接法現在形だけは暗記する
・それ以外のものは、例文をたくさん読んで都度覚える
順に説明します。
◆ ◇ ◆ ◇
なぜ、こんなに活用形が多いのか?
なぜ、使用頻度の高い動詞に不規則活用形が多いのか?
考えても仕方ない、覚えるしかない、と思うかもしれません。
それでもなお、理由を考えることには意味があります。
深く考えすぎるのも、よくないことですが。
最初の疑問の答え。
スペイン語では、動詞の活用形でもって状況を説明するからです。
誰が主語で、過去/現在/未来の話なのか分かります。
主語を省略できるのも、活用形で状況が把握できるからなのです。
もう一つの疑問について。
"スペイン語圏の人たちにとっては"、便利だからです。
よく使う動詞は、個別に活用形を作るほうがいい。
使用頻度の低いものは、決まった型にあてはめてしまえ。
そんな考えのもとに、活用形はかたちづくられました。
ただし外国語として習う私たちにとっては、困りごとですが。
◆ ◇ ◆ ◇
活用一覧表の全てを、丸暗記するより他ないのか?
そんな退屈極まりない方法など、取らなくていいです。
すべてを覚えねばならないことには、変わりありません。
だったら、少しでも負担を軽減する方法を選ぶほうがいい。
最低限、直説法現在形だけは暗記します。
それによって、活用のパターンが分かってくるからです。
リズムで覚えてしまうのも、一つのやり方です。
irだったら、voy-vas-va-vamos-vais-vanという具合に。
不規則活用形はたくさんあるので、大変かもしれません。
スペイン語攻略にあたって、最初の関門だと思ってください。
ここがふんばりどころです。
◆ ◇ ◆ ◇
直説法現在形を覚えてしまえば、後はつまみぐいでも覚えられます。
文章をたくさん読んで、出てきた都度辞書を引く癖をつけること。
その際、必ず動詞活用表の中のどれかも、併せて調べます。
何度も登場する動詞は、自然と覚えられるでしょう。
時間はかかりますが、確実に覚えられ、かつ忘れにくい学習法です。
人の脳は端末と違い、処理できる情報量が少ないです。
だから限られた情報の中から、法則らしきものを見出そうとします。
このやり方は、蓄積するほどに効果を発揮します。
過去形はこう、未来形はこう、とパターンが分かってきます。
すると初めての動詞であっても、活用形が推測できるようになります。
反対に例外的なものは特徴があり、覚えやすくなるかもしれません。
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ここまでのまとめです。
活用表の丸暗記など、退屈な学習法を取らなくてもいい
直説法現在形だけは、確実に暗記して覚える
それ以外は、つまみ食いでもなんとか覚えられる
みなさんの健闘を祈ります。
お読みいただきありがとうございます。