誰もが一度は考える「数学を学ぶ意味」について
こんにちは。
一つ目の記事の話題は「数学を学ぶ意味」についてお話します。
結論から言うとサムネイルにある通り意味なんてほぼ無いと思ってます。ただし、”多くの人間にとっては”ですね。特定の職業、例えば電子製品開発やら建築家やらではむしろ必要不可欠であるとは思います(それぞれの職業について詳しくは知りませんが)。普通に生きていて数学を学んでいてよかった~と思うことはまあなかなかないと思います。では詳しくお話しましょう。
これは特に数学が嫌いな人に対して大きく立ちふさがる壁の一つだと思います…。よく議論されることが多いですが、「主要五教科(国語、数学、理科、社会、英語)で最も大事な教科は?」という話題について、一定数「数学は論理的思考力を鍛えられる」だの「計算や情報処理能力は社会にとって大きな武器になる」だの言う人がいますよね。林修先生とか。
彼らを否定するわけでもなく、ただの私個人の意見にすぎないのですが、数学科の身分からしたら絶対にそんなことないです。(笑)
計算や情報処理能力が必要ならば、高校でやるような「ベクトル」「三角関数」「図形の性質」←この辺をやる意味がまずないです。ギリギリ数学Aの「データの分析」は使うかもしれません。ただ私から言わせればあれは情報学であり純粋に数学とカテゴライズしたくないです。そして計算なら中2くらいまでの能力で十分です。連立方程式すら日常で使うこともまれ中のまれです。
数学という学問が生まれた経緯に関して話したいです。
たんに何もないところから「数式や図形を詳しく考えよう!これを数学と呼ぼう!」と生まれたわけじゃないと思うんですね。古くは天文を詳しく知るために周期性を表す概念が欲しいから周期性を扱う「数列」が生まれるだとか、物理学を詳しく知るために、時間やモノの動きの速さ・質量の関係を分かりやすく示す「関数」が生まれるだとか、建築やらなんやらで図形や角度についての関連性を示す「三角比(sin/cos/tan)」が生まれるといった順番なんです。おそらく。
何が言いたいかといえば、数学なんてのは「他の学問の補助ツール」として生まれたある意味異質の学問なんです。だから学問を扱うのに必要な学問であって、日常に必要な理科や言語、歴史なんかとはわけが違います。
だから嫌いな人たちがよく言う「数学なんて勉強して何の意味があるの?」っていう問いに対する答えは「ほぼ無い」なんです。強いて言うなら「楽しいから」ですかね。
なので数学を学ぶ意味について四苦八苦してた皆さん、安心してください。答え出ましたね。意味ないです。
加えてそんな数学を楽しめるようなメンタルにして数学力を上げることは私に手伝わせてください。
次からそんな数学が楽しくなる記事を書きたいです。よろしくお願いします~