世界の【食に関するマナー】第1弾!
海外に行くことを中々はばかられる時期になってしまいましたね。早く安心して、したいことをして、会いたい人に会えて、上がった口角を見せながら話せるようになりたいもんです。
今回は「海外の食に関するマナー」についての記事。
『食』や『文章』は人を遠くの国へつなげるちょっとしたドアのひとつだと思います。小・小・小・小・小規模な海外ツアーをお楽しみください!
それではいってみましょう~!
※順不同
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【ナイジェリア】
◆子どもに卵を食べさせると
その子が泥棒になってしまう、という言い伝えがある
ナイジェリアでは、食糧不足が深刻化や人口が多いという背景があるため、鶏肉の消費量が多いのです。そのため、卵を産む鶏も、食用としてつかわれてしまうため、卵は非常に希少な食べ物。
子どもに卵を食べさせると、あまりにも美味しく、卵欲しさに「盗みを働く」などという意味合いで、こんな言い伝えが生まれたようです。
確かに卵ってめちゃくちゃ美味しいからな~
【フランス】
◆がつがつ食べることは失礼にあたる
◆割り勘にしてはいけない
「食事」というのは「料理を食べること」だけでなく、「食事の時間を楽しむこと」を楽しむ国なので、ガツガツ食べてしまうのはマナー違反になります。
また、「割り勘にしてはいけない」というのは、場所によりけり。大衆食堂などレジがある場では割り勘にすることもあるそうですが、レストランなどでは基本的にテーブル会計のため、その場で割り勘をし始めるのは迷惑だとされています。公の場で割り勘にすることはあまり節操がないことだとされているので、デートでも複数人の食事でも、誰かが代表して支払うスタイルが基本的だそう。
やっぱり「男気じゃんけん」で支払う人を決めたりするのかな…
【イタリア】
◆チーズやケチャップのおかわりを求めてはいけない
日本で外食をした際に、テーブルには調味料が並べられていることが多いですね。自分の好きな味に調節しやすいようにしてあります。ですがフランスでは、シェフが1番美味しい状態で料理を提供している、という考えから、「もっとチーズをかけて」「ケチャップをちょうだい」なんてことは、シェフに対する侮辱にあたるという訳です。
でもチーズっていっぱい食べたいよね~
【イギリス】
◆スープ皿を傾ける時手前を上げなければならない
◆出された料理は二口か三口ほど残す
フランス式では「お皿の奥からスプーンを入れて、手前に向かってスープをすくう」というのがマナーだそう。フランス式とイギリス式では正反対なようですね。
出された料理を残す、というのは実は中国でもある食事のマナー。日本では残さず食べる、というのがマナーとされていますが、フランスや中国では「満腹になりました」というのを表すために残すそうです。そう聞くとなんとなく納得してしまうような…。日本人の「MOTTAINAI」精神も、もちろん素敵だけど、作ってくれた人への感謝を表している、と思うとそのマナーも素敵に感じます。
なんとなくだけど、ドーナツは全部食べていい気がする。きっとね。
【エストニア】
◆落ちたパンは捨てる前にキスをしなければならない
昔は食物を手に入れることが非常に困難だったため、「パンは大切にするもの」という名残で、パンに関する風習や言い伝えが今でも多いそうです。例えば…
◆落ちたパンは7年間泣き続ける
◆パンの切り口をドアに向けておくとパンが逃げる
◆パンを片手でちぎると母親の死を招く
などなど。。。(これ以上もたくさんありますが、割愛)
日本では夜中に爪を切ると親の死に目にあえない、などと言いますが、まさかパンを片手でちぎると母親の死にまでつながってしまうとは…。パンに対して、「神から頂いたもの」という意識が強いのかもしれません。
ちなみに、エストニアでは「パン」は大抵「ライ麦パン」のことを指すようです。
パンて、ついこぼしちゃうけどな~
いかがでしたでしょうか。
今回紹介したナイジェリア・フランス・イタリア・イギリス・エストニア、この5つだけでも驚く食事のマナーがありました。それに、ちょっとした食事マナーにもそれぞれの国のカラーが出ていることが新鮮でおもしろいですよね。「食材」や「食事の時間」や「食事を作ってくれた人」や「作法」などそれぞれが特に大切にしているものが分かるというか…。各国の歴史や習慣の違いを感じました。
あまりにも膨大な量があるため、何回かに分けて記事を作成していきたいと思います。
文章だけでも、食事だけでも、遠くの国に触れてみないか~~~い!
読んでくれてありがとうございます。
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