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季節を感じる。「冬至」

こんにちは。小林佳奈です。

今日は冬至ですね。Soup Stock Tokyoさんでは、「日本の食文化を大事に」ということで、冬至限定のスープを販売していらっしゃいました。

正直、「冬至」ということを知っていても、どれだけ意識して過ごせているか?その文化を理解しているか?

まだまだ知らないこと、しっかり理解できていないことがたくさんあるなと感じます。
改めてこのれを機に、「日本の食文化『冬至』」について調べてみました。

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そもそも、冬至とは?

二十四節気のひとつで、北半球では太陽が1年で最も低い位置にきて、夜が一番長くなる日を、冬至と呼んでいます。

冬至は一年で最も昼が短い日。この日を境に“陽”が長くなる、春に向かう“要の日”として、「一陽来復(いちようらいふく)」と呼ばれ、冬越えと家族の健康を願いました。そして、邪気を払うといわれる赤色の小豆の入った「冬至粥」を食べ、開運や健康を願いました。

なぜ冬至粥とかぼちゃを食べるのか?

冬至に食べるものとして親しまれているのが、冬至がゆとかぼちゃです。

冬至がゆは小豆を入れたおかゆのことで、小豆の赤が太陽を意味する魔除けの色で、冬至に食べて厄祓いをします。

かぼちゃは栄養豊富で長期保存がきくことから、冬の栄養補給になり、冬至に食べると風邪や中風(脳血管疾患)にならないといわれています。

その他、冬至にまつわる風習とは?

▼ゆず湯

実家に住んでいるとき、何となく柚子を浮かべていましたが、こんな意味があったのですね。

「一陽来復」の運を呼びこむ前に、厄払いするための禊(みそぎ)として身を清めました。冬が旬の柚子は香りも強く、強い香りのもとには邪気がおこらないという考えもありました。端午の節供の菖蒲湯も同じです。
また、柚子(ゆず)=「融通」がきく、冬至=「湯治」に通じて縁起もよいため、冬至には柚子となりました。
もちろん、柚子湯には血行を促進して冷え性を緩和したり、体を温めて風邪を予防したり、果皮に含まれるクエン酸やビタミンCによる美肌効果があります。

▼運盛り

私は初めて知りましたが、冬至には、「ん」のつくものを食べると良いそうです。私は何個食べれたかな…。

冬至には「ん」のつくものを食べると「運」が呼びこめるといわれています。にんじん、だいこん、れんこん、うどん、ぎんなん、きんかん......など。「ん」のつくものを運盛り といって縁起をかついでいたのです。かぼちゃは、なんきん! 運盛りは縁起かつぎだけでなく、栄養をつけて寒い冬を乗りきるための知恵でもあり、土用の丑の日に「う」のつくものを食べて夏を乗りきるのに似ていますね。
また、「いろはにほへと」が「ん」で終わることから、「ん」には一陽来復の願いが込められているのです。

いかがでしたでしょうか。

もしかしたら、そんなの当たり前だよ…と言われてしまうかもしれませんね。

怒涛のように時間が過ぎる師走ではありますが、コロナウイルスの流行により室内での時間が多い昨今、「食」や「ゆず湯」等を通して季節を丁寧に感じる、ということをしてみるのはいいことだなと感じました◎

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