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ピコトーニングの効果はいつから実感できる?おすすめの併用治療もご紹介!

ピコトーニングは回数がかかるものだと言われていますが、どのくらい回数を重ねると効果は実感できるのでしょうか。

本記事では、実際に美容クリニックの現場で働くカウンセラーがピコトーニングについて徹底解説していきます。

なんとなく興味はあったけど詳しく知らない方や、これからピコトーニングを受けてみたい方にも分かりやすくお伝えしていきます。

さらに、ピコトーニングと併用できるおすすめの美容治療も紹介していきますのでぜひ参考にしてみてください。


ピコトーニングとは?

ピコトーニングは、ピコレーザーの種類のひとつに分けられ、お肌の奥に潜んでいる薄いシミやくすみ、肝斑の改善に使われます。気になるシミだけでなく、お顔全体に照射が可能なので全体的な美白、トーンアップが期待できます。

ピコレーザーは、『ピコ秒』といって従来のレーザーよりも短い間隔(パルス幅)で照射が可能なレーザー治療です。メラニンの分解スピードが早くなり、皮膚へのダメージ、ダウンタイムを極端に抑えます。

他にも、『ピコスポット』、『ピコフラクショナル』などお悩みに合わせてモードを切り替えることが可能です。

2つのモードについても少し紹介していきます。

【モード2】ピコスポットレーザー

ピコスポットレーザーは、主に目立っているシミ、そばかすに対して効果を発揮し、ピンポイントに狙い打ちしていく治療方法です。

ピコトーニングよりも高出力のため、刺激に弱い肝斑がみられる場合は悪化のリスクがあり照射の際に注意が必要です。

【モード3】ピコフラクショナルレーザー

ピコフラクショナルレーザーは、毛穴やニキビ跡、お肌の凹凸が気になる方にはおすすめです。

レーザーによる刺激によって線維芽細胞が活性化し、コラーゲンやエラスチンが増加してくれるため、肌再生をぐっと促していきます。

ピコトーニングの効果はいつから実感できる?


ピコトーニングの効果はいつから実感できるのでしょうか?

ここでは効果が実感できるタイミングと、さらに効果を高めるためにはどうしたらいいのかを説明していきます。

効果を実感できるのは3~4回目

ピコトーニングの効果を実感できるのは3~4回重ねたころに実感される人が多いです。

では、なぜ回数を重ねないと効果が実感できないのでしょうか。

その理由としては、もともと岩のように存在するメラニンにあります。頑固なメラニンは何度も砕いて細かくする必要があります。

回数を重ねるごとに岩だったものが石になり、砂利状になり、さらに砕いてパウダー状になったころ、身体の免疫細胞が食べやすいサイズとなるので徐々に排泄されやすくなります。

ピコトーニングを一度当てただけではメラニンが分解されないため、3~4回重ねることでようやく効果を実感できるのです。

効果をさらに高めるためには

ピコトーニングの効果をさらに高めるためには、4つのポイントが重要になります。

①推奨の回数をあきらめずに続ける
シミの状態によっては、5回~10回必要な方や、肝斑の進行によっては20回必要な方もいます。

医師の診断を受け止め、あきらめずに照射し続けることが必要です。

②照射の間隔を守る
ピコトーニングの照射の間隔は1か月が目安になります。お肌の回復のペースが照射ごとに約1か月を要するためです。

仮に、お肌が回復しきっていない状態でレーザーを当てると、肝斑への刺激になり悪化リスクにつながってしまいますので、照射の間隔は守るようにしましょう。

③パワーを上げすぎない
もともとピコトーニングはレーザーの出力が控えめなものであり、極端にパワーを上げすぎると肝斑への刺激になったりお肌に負担がかかり逆に悪化することもあります。

パワーを上げるとさらに効果が得やすいと思いがちですが、焦らず医師の推奨パワーで当て続けることが必要です。

④日頃のケアを怠らない
ピコトーニングの照射後は特にダウンタイムも少ないため、その日に日焼け止めクリームやメイクもOKです。

紫外線対策をしっかりすることや、お肌が乾燥しやすくなるので保湿を入念に、摩擦にも気を付けるようにしましょう。

【さらに美白を目指したい人向け】おすすめの併用治療4選

ピコトーニングの効果もしっかり重ねながら、さらに美白・トーンアップを目指したい方も多いかと思います。

ここでは、ピコトーニングと併用できるおすすめの美容治療をご紹介していきます。

内服薬

内服薬でおすすめなのは『トラネキサム酸』、『ユベラ』、『シナール』です。

風邪薬でよく処方される『トラネキサム酸』には、シミの一種である肝斑の治療薬としても使われます。肝斑の進行を防ぐ役割があり、3か月続けて内服することで徐々にメラニンが分解され排泄されます。

トラネキサム酸には止血剤の役割もあるので、普段飲んでいるお薬がある場合には併用して飲んでいいものか必ず担当医に確認しましょう。また、まれに胃腸系の副作用や頭痛を引き起こすことがあるので、身体に合わない場合はすぐに服用を中止してください。

ビタミンC『シナール』、ビタミンE『ユベラ』は抗酸化作用が高いため、細胞のサビ化を防ぎ、メラニンの発生を抑制してくれます。身体の内側からメラニンを分解していけるので相乗効果が得やすいです。

ビタミンCやビタミンEは市販でも手に入りますが、やはり医薬品は配合量が多く効果がより期待できるため、医薬品を購入することをおすすめします。

美容点滴

グルタチオンという美白・美肌には欠かせない成分を美容点滴として併用するのもおすすめです。直接血管に投与するので、内服薬よりも即効性があり、メラニンの抑制を促します。

抗酸化作用が高いので、身体のサビを防ぎ今後の老化予防にもつながります。

自転車のチェーンが錆びているとなかなか漕ぎにくいように、身体の中でサビ化がすすむと人間もだんだんと老化し動けなくなるので健康な細胞を維持することは重要です。

エレクトロポレーション

エレクトロポレーションはお肌に電流を流し、電気的にお肌に隙間をうませて有効な薬剤を導入していく施術です。

ピコトーニング後のデリケートなお肌には、鎮静効果をもたらしお肌の回復ペースを早めダウンタイムを減らしてくれます。

ビタミンCや肝細胞エキスなどのニキビに効果のある薬剤や、ヒアルロン酸やプラセンタでエイジング効果を高める薬剤など、美白目的だけではなくそのほかの悩みに合わせて薬剤を選ぶことができます。

ダウンタイムとしては、当日ほんのり赤みが出る程度ですぐに入浴、洗顔、メイクができます。治療効果をさらに相乗効果で高めてくれるのでおすすめです。

ピーリング

併用治療でピーリングも人気のひとつになっています。

ピーリングには大きく2種類に分けられます。

・ケミカルピーリング
ターンオーバーの低下により硬くなった角質を柔らかくし、毛穴に詰まった角栓を除去したり、ニキビを剥がす役割もあります。いちご鼻が気になる方、毛穴の黒ずみが気になる方におすすめです。

・マッサージピール
別名コラーゲンピールとも呼ばれるほど、コラーゲン生成を促すピーリングです。お肌にふっくらとしたハリやつやを蘇らせ、トーンアップが期待できるのでピコトーニングとの相性が良くなります。

ニキビ、ニキビ跡の改善効果も期待できるので、シミだけでなく同時に肌質改善を目的とする方、バランスの整ったヘルシーなお肌を目指したい方にはぜひおすすめです。

ダウンタイムは、当日には赤み・ヒリヒリ感が感じられ、3日目以降から乾燥気味になりぽろぽろと剥離がみられる部分も出てきます。1週間ほどで落ち着き、徐々に効果を実感していくでしょう。

まとめ

本記事ではピコトーニングの効果について説明していきました。

ピコトーニングの効果が実感できるのは3~4回目です。頑固なメラニンは回数を重ねて分解する必要があり、1回だけでは十分な効果は得られません。

さらに、効果を高めるためには以下4つのポイントが重要です。

①推奨の回数をあきらめずに続ける

②照射の間隔を守る

③パワーを上げすぎない

④日頃のケアを怠らない

効果が実感できなくとも、根気強く回数を重ねる必要があり、照射ペースも1か月に1回を目安に通うことをおすすめします。刺激に弱い肝斑がみられる場合は、照射のパワーをむやみに上げないこと、医師の推奨パワーに従いましょう。

また、大敵である紫外線予防や、入念な保湿、過度な摩擦には気を付けるようにしてください。


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