
モニターを買い足しただけなのに他に色々追加で買ったりしないといけなかった件
これまでの机上環境
私の机上環境は2020年に仕事がリモート勤務に変わってから4年ほど以下の環境で安定していました。
モニター: ASUS VP28UQG (28インチ, 4K, 60Hz)
KVMスイッチ: サンワサプライ 400-SW037
Windows PC: MSIのノートまたは勤務先から支給されたノート
Mac: MacBook Air (M1)からMac mini (M2)
キーボード: MISTEL Barocco MD770
マウス: Logicool G3000S
仕事用のPCと私用のMacの2台でモニター、マウス、キーボードを共有しています。繋ぎ方としては、MacからThunderbolt(USB-C)からの出力を、PCからはHDMIとUSB-Aの出力をサンワサプライのKVMスイッチに送っています。実際にはキーボードも何台か買い替えてますが、大体こんな感じです。
特に不自由なく過ごしてはいたのですが、2点不満な点がありました。
4K表示にすると文字が小さくて見にくい
ASUSのモニターは、せっかくの4Kなのに28インチなのでフルの解像度で使うと文字が小さくて読みにくいのです。Windowsでは文字を大きくするオプションを使い、Macでは解像度をQWD相当に下げて使っています。大きなモニターに買い替えて真の4Kで使いたい。
ゲームコンソールの性能を活かすにはリフレッシュレートが低い
ASUSのモニターのリフレッシュレートは60Hzです。PCやMacでの作業では60Hzで十分なのですが、実は同じモニターにはXbox Series X、Playstation 5の2台のゲームコンソールも接続しています。どちらも4Kで120Hz出せるのにモニターが60Hzまでしか出せないので性能を無駄にしています。コンソールの本来の性能を出したい。
これらの不満を解消するためにモニターの買い替えもしくは買い足しを検討していたのですが、それなりに高い買い物なので長く迷っていました。
Dell G3223QをAmazonブラックフライデーの先行セールで購入
結局、Amazonブラックフライデーの先行セールで安くなっていたDellのG3223Qを購入しました。少し古い機種ですが32インチで4K 120Hzにも対応していて必要な機能は備わっているし、価格的にもバランスが取れていました。
予想外の問題
Dell G3223Qが届いて早速使おうとしたところ、2点問題が発生しました。
サンワサプライのKVMスイッチからの出力がモニターに表示されない。
これまでASUSのモニターに接続していたサンワサプライのKVMスイッチからのHDMI出力をG3223Qに接続したところ、サポートしている入力形式に合わないとの旨のメッセージが表示されて正常に出力されませんでした。
MacやPCのHDMIポートからG3223Qに直接接続した場合もMacのThunderboltポートに以前使っていたAnkerの多機能HUBのHDMIポート(30Hz)から接続した場合には正常に表示できたので、G3223QとサンワサプライのKVMスイッチのどちらが良くないのか分かりませんが、この2つの装置の間のやりとりに問題があるようです。
持っているモニターアームに取り付けられない。
G3223QのVESA金具の取り付け穴が付属のスタンドに合わせてだか結構奥まったところにあるので、手持ちのモニターアーム用の金具に取り付けることができませんでした。
暫定的な対応
とりあえず、以下の対応で凌ぐことにしました。
KVMスイッチについて
G3223QはMacの空いていたHDMIポートに接続し、サンワサプライのKVMスイッチからの出力は従来通りASUSのモニターに接続することにしました。G3223QはMacからしか使えません。残念です。
モニターアームについて
G3223Qをモニターアームに取り付けるのは諦め、付属のスタンドを使うことにしました。机の上が狭いです。
解決した方法
KVMスイッチを別のメーカーのものに取り替えた
サンワサプライのKVMスイッチからの出力が表示されない原因がG3223Q側にあったら解決にはならないのですが、試しにKVMスイッチを別のものに替えてみることにしました。家庭用の安価なKVMスイッチは手に入れやすいものが少ないのですが、上に書いたようにAnkerの多機能HUBでは30Hzの出力とは言えG3223Qに正常に出力できたので、同じAnkerのA83K80A1を新規に購入して試したところ、正常に出力されました。
Anker A83K80A1の良いところ
Dell G3223Qに正常に出力できる。
電源不要(PCに給電しない場合)
リモートスイッチ付属
ちなみに、Macからの出力で30Hzと60Hzでは快適さが雲泥の差です。30Hzはめちゃカクカクします。安い多機能HUBには、モニター出力が30Hzのものが存在しているので、うっかり買ってしまわないよう注意してください。A83K80A1は、ちゃんと60Hz出力になってます。
スペーサー付きのモニターアームを買った。
新規にAmazonベーシックのモニターアームを買いました。VESA金具用のスペーサーが付いているので大丈夫だろうと。
実際には付属のスペーサーとネジの組み合わせだとネジの長さが余ってグラグラになってしまったので工具箱をひっくり返して適当なスペーサーを追加することで対応しました。何を言ってるか分かりにくいと思うので実際の写真を載せておきます。
ネジ頭と金具の間にあるのが、工具箱で見つけた追加のスペーサーです。金具の下には、モニターアームに付属してきたスペーサーも入ってます。

後から考えたら、十分な長さのスペーサーを購入したらモニターアームを追加で買う必要もなかったなと思います。
まとめ
よく調べないでモニターを買ったら、モニター自身は安く買えたのに追加で金を使ってしまったという、お話でした。