週間『実の子供だから笑える父親の話』
父親は既に他界している
父親ではなく親父(おやじ)と言い換える
おやじは生前『実の子供だから笑える父親の話』を残している
それを定期的に若しくは不定期に話していきたいと思う
最初の一発目のキーワードは下の3つだ
①酒
②自転車
③警察官
初回としては、中々重いキーワードだ
では早速約30年前にタイムスリップ
僕が中学生の頃の話だ
月曜日に学校に登校したら
友達が大笑いしながら話しかけてきた
友「ぺちょ!昨日、おやじさん見たよ!」
僕「え!どこで?」
友「小学校の近くで」
僕「そうなんだ」
友「いや~、警察官と揉めてたよ」
僕「マジで?」
友「揉める前におやじさんが自転車に乗って小学校に向かってたのね」
僕「うん」
友「たださ、自転車乗りながら、右にいったり左にいったりで、ゆらゆら揺れてるのよ。
僕「それさ、酔っぱらってたでしょう。」
友「多分(笑)!大丈夫かな?と思ったんだけど、俺も歩いてたから結構遠くて」
僕「それで」
友「それで、道曲がったのね、おやじさん」
僕「うん」
友「で、俺も家がそっちだから、まがったのよ」
僕「うん」
友「そしたら、警察官と揉めてた!」
友「ぺちょのおやじさん良い人だから警察官と揉めるようなことあるんだと思いながら近くによると聞こえてくる訳よ。」
警察官『酔っ払い運転は自転車でも駄目だよ!!』
おやじ『酔っぱらってないぞ!!』
警察官『いやいや、酒臭いよ!!』
おやじ『酒臭くないよ!!』
警察官『臭いから!!』
おやじ『臭くないから!!』
友「の、繰り返しだったんだよ!」
友「で、2人に声かけて」
友「おやじさんと知り合いだからと警察官に言ったら、警察官も最後に注意だけして帰ってたんだよね」
僕「ありがとう、ごめんね」
友「いやいや、面白かったから大丈夫!」
友「最後に、おやじさんに酒飲みながらの運転は自転車でも危ないから注意してねって言ったら、恥ずかしそうにしてた(笑)」
友「それでも、自転車にのって、小学校に向かいだしたんだけど、余計にフラフラしたから、もう我慢出来なくて、大笑いしちまったんだよ!」
おやじは、休みの日起きた瞬間から飲み始める程の、酒好きだ
しかも、ヘビースモーカーでもあった
大食い
早食い
病気は食道がん
胃が人の2倍大きかったから
手術で一回は良くなったけど
転移
飲めなくなったのに
水割りのウイスキーをグラスにいれて
枕元に最後まで置いていた
最後に
当時はまだゆるかった時代だけど、酔っ払い運転は、自転車でも絶対ダメ!
酒は飲んでも飲まれるな
でもあるけど
酒は飲んでも飲み過ぎるな
まだまだ『実の子供だから笑える父親の話』はある
また書くよ
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