毎日童話『鉛筆くんと消しゴムちゃん』
僕は鉛筆くん
いつものぼる君が文字を書くときに使ってくれる
わたしは消しゴムちゃん
いつものぼる君が文字を消すときに使ってくれる
毎日のぼるくんの筆箱にはいってる
部屋でも学校でものぼるくんといつも一緒
だから鉛筆くんと消しゴムちゃんも
いつも一緒
鉛筆くんが書いた文字を消しゴムちゃんが
いつも消してくれる
鉛筆くんはどんどん背が縮んでいく
消しゴムちゃんは少しづつ削れていく
鉛筆くんの背が消しゴムちゃんと同じになった
鉛筆くんの背がさらに縮んでいく
鉛筆くんはちっちゃくなって捨てられてしまった
消しゴムちゃんが寂しくしていると
新しい鉛筆くんが4本筆箱に入ってきた
消しゴムちゃんは寂しい気持ちのまま
新しい仲間と楽しく暮らしていました
消しゴムちゃんはさらに少しづつ小さくなっていきました
消しゴムちゃんが小さくなってしまって捨てられてしまいました
2本の鉛筆くん達がさびしくしていると
新しい消しゴムちゃんが筆箱に入ってきました
また筆箱の中はにぎやかになりました
のぼる君が大学生になると
筆箱は机の引き出しの中に入りっぱなしになってしまいました
のぼる君は大学でタブレットを使うようになってしまいました
忘れられてしまったのか
筆箱は今でも机の引き出しの中