いざ、肌断食に挑戦!② 26歳〜

 前回挫折してしまい、またスキンケア地獄に転がり落ちた私。しかし、いくら化粧品会社の論文などで調べた有効な成分の美容液を使っても、高価な化粧品を使っても、赤みも毛穴も皮脂も吹き出物も増していくばかり。それでもすぐにはスキンケアを手放せず1〜2年囚われてやっと、「肌断食してた時の方がよっぽどマシじゃない…?」と気づいたのだった。だって、コスメカウンターに行けば毛穴?生まれた時からそんなものひとつもありません!みたいな美肌の美人BAさんが、キラキラの化粧品を薦めてくれるんだもん…。化粧品の洗脳、マジで恐るべし。

 さて、泣く泣く肌断食を再開するにあたって、平野氏の肌断食本に加え、宇津木龍一先生の著書を買い足し、読み込んだ。また、先生の著書のAmazonレビューに大量の経験談が掲載されているので、挫けそうな時はそちらも読み込んだ。肌断食を始める方は、宇津木先生の著書をまずしっかり読むことをおすすめする。実践して、うまくいかなければまた読んで… 読めば読むほど、「あ、それはしてなかった…」とか「そこは気にしてなかった…」みたいな見落としが案外ポロポロあるものだ。それを踏まえて、前回の失敗時からの改善点を以下の通りまとめる。

<メイク>
・宇津木氏は基本的にノーファンデ推奨だったため、パウダーファンデーションも使用中止。これで、肌には本当に何も塗らないことに。
・ポイントメイクのうち、アイシャドウも使用中止。(ポイントメイクは許容範囲としてくださっていたが、個人的にダメージ対効果が薄い気がしてやめた)
コロナでマスク必須の生活になったため、ほぼノーメイクに対する精神的なストレスが通常時より少なかったことも成功要因かもしれない。始めるなら、マスク必須&否が応でもあんまり外出できない今がチャンス!

<お風呂事情>
・全体:
これまでシャワー、湯船ともに41〜42℃の湯温が当たり前だったが、38℃(うちのお風呂で設定できる最低温度。本当は36、7℃が肌にとっては理想とのこと)に設定。特に寒い日も、湯温は変えず風呂場暖房を使用。タオルを優しく押さえつけるようにして擦らないように水気を拭き取る。
そもそも肌が水に濡れている時間が長いほど良くないということで、あまり汗をかかなかった日や、匂い、ベタつきが気にならない日はシャワー自体1日スキップすることも。
・洗顔:
ファンケルの洗顔をやめ、純石鹸に。しかしファンデーションを使用中止したため、基本的にお湯洗いのみ。自分の顔面を“一個5,000円くらいする最高級の桃”だと思って、当たるか当たらないかくらいの、大袈裟なくらいの優しさで濯ぐ。
小鼻、鼻先、顎下の赤みが気になった時だけ、部分的に純石鹸を泡立てて泡で撫で洗い。
・体:
湯船に浸かるのは肌にとってリスク、という衝撃の言葉を受けて、基本的に湯船の使用をやめ、シャワーで流すのみにした。湯船に浸かるのは特に寒かった日のみ(頻度で言うと、週に1、2回程度)に。
・洗髪
美容院の施術で頭皮と首周りが肌荒れしたのをきっかけにベリーショートにしたため、自然と完全湯シャンに移行。石鹸、クエン酸などの代用品も、風呂上がりのトリートメントも使用なし。

●結果
<体>
・アトピーだったことが嘘だったように(というか、医者も親もアトピーだと思い込んでいたけど、実は単なる不適切なスキンケアが招いた後天的な肌荒れだったのでは?とすら思う…)体の乾燥、皮むけ、鮫肌、痒み、ヒリつきがパッタリとなくなり、肌がすべすべになった。当然それに伴って色素沈着や小ジワも治っていっている途中。
<顔>
・額やもみあげの産毛が増加した。
・スキンケアを再開してから再発していたギットギトの過剰皮脂・吹き出物がまた一掃された。
・基本的には赤みや毛穴はまだあるものの、食べ物や睡眠時間などが好調な時は、白くてすべすべの肌になる日がちょこちょこ出てきた。
・これまで見えていなかった小さなクレーターや薄いシミが見えるようになってきた。(それだけ、全体で見ると肌がなめらかになってきている!)

 正直、顔はまだまだ発展途上だし、コンディションによっては一進一退を続けている。けれども、私としては今回の肌断食&湯シャンによって、体の方の肌悩みが本当にひとつも無くなったのが超衝撃的だった。もう痒くて痒くて眠れなかったり、掻きすぎて毎日のように血が出て服やシーツを汚していた頃のことが全く思い出せない。二十数年つきまとわれたあの苦しみに、こんなにあっさり終わりがやってくるなんて…。
 急改善の秘訣は、やっぱりお風呂・シャワーの頻度を下げた(=肌が水に当たる時間を短くした)こと、湯温を下げたこと、石鹸類をほぼ断ち切ったことに尽きると思う。 
 ただ、湯シャンにしろ風呂断ちにしろ、世間一般にはまだまだ認識されていないと思う。肌が強くて健康な普通の人には「汚い!!」「不潔!!」と思われてしまうと思うので絶対人には言わないけれど……。
 私と同じように苦しんでいる人には、ぜひこっそり試してみてほしい。

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