肌断食に出会う前のお手入れ歴
私は現在、俗に言う「肌断食」と「湯シャン」を実践している。厳密には、宇津木龍一さんの著書「肌の悩みがすべて消えるたった1つの方法」「シャンプーをやめると髪が増える」で提唱されているケア法である。結論から言うと、私はこのケア法に出会って人生が変わった、救われた一人だ。私のように、この方法に出会って救われる人がいるならぜひトライしてみてほしいな、と勝手に思っている。
<肌断食と私のヒストリー>
●小学校中学年〜
自分の腕が、周りの子と違ってザラザラしていることに気づく。これは鮫肌といって、アトピーの症状なのだと知る。この頃から漢方薬を飲み始めるが、改善せず。
●小学校高学年〜
おでこにニキビができ始める。白ニキビまで悪化することはあまりなく、赤ニキビが常に複数個顔を出している感じ。以来、人生でニキビがない時期がないほど苦しめられた。母の勧めで某デパコスの洗顔料、収斂化粧水を使い始めたが、改善せず。
●中学校二年生〜
同級生とのトラブルをきっかけに、ストレスで首、腕、胸、背中など、主に上半身を掻く癖がつく。以来、永遠に治らない瘡蓋と色素沈着に悩まされることに。瘡蓋になっていないところも、粉吹きを通り越してひび割れたように乾燥していた。引き続き漢方薬、ニキビケアのための洗顔、収斂化粧水に加え、某敏感乾燥肌用化粧品の保湿入浴剤を入れてゆっくり半身浴、お風呂から出た後はすぐにボディクリームを塗って保湿していたが改善せず。
ちなみに、この頃母に鼻頭の黒ずみを指摘され、同じデパコスの黒ずみ専用クレンジングも使い始めるが改善せず。
●高校生〜
漢方薬、保湿ケアに加え、糖質を控えたり、ダイエットも兼ねて運動するなど、一般的に肌に良いとされることを一通り試したものの、肌の乾燥は全く改善せず。顔に至っては、収斂化粧水と同じブランドの乳液、オイルなども使用を開始したが、悪化の一途を辿る。具体的には、治らない額と頬のニキビに加え、常に全体的に赤らんでおり、人からも指摘されるほどに。
せめて色黒にはなりたくないと、顔にも体にも日焼け止めをこまめに塗り直す日々。
●大学生〜
漢方薬に加え、肌に良いとされるビタミンC、Bをサプリで摂取開始。また、これまでのケアに加え、スキンケアと同じブランドのメイク用品でメイクも開始。内容としては、日焼け止め、下地、リキッドファンデーション。日中は、肌がヒリヒリ熱く辛かったし、昼も過ぎると皮脂で肌がドロドロになるので、油取り紙も欠かせなかった。
肌が全く良くならないので、とうとう小学校から使っていたブランドに見切りをつけ化粧品ジプシーになり色々試すも、どれも全く改善は見られず。皮膚科が一番!というネット情報を信じ、皮膚科に相談したものの、処方された保湿剤と薬にかぶれ、顔が真っ赤に腫れ上がってしまったことも。
体の乾燥も相変わらず改善しないどころか、特に夜は体が痒すぎて眠れないほど。
高価な化粧品と保湿剤に飲み薬、ヘルシーな食事、適度な運動…これ以上ないほど肌にお金も手間暇もかけているのに、美意識だけはエベレストのように高いのに、現実は、顔も体も汚肌で、とても人に見せられないレベルなのが、本当に本当に辛くて憂鬱だった…。世間一般的に言われている“肌にいいこと”は全部やっているのに、全く良くならないどころか、どんどん美肌から遠のいている気がする。人生で肌が綺麗だった瞬間なんて一度もなくて、心無い人から「野菜ちゃんと食べてますか?(笑)」なんて言われたことも。
今から思うと、本当に当時の自分が可哀想で、駆け寄って抱きしめてあげたいくらい…。
もう何もかも、駆け込み寺であるはずの皮膚科すら信じられない…、となって、23歳になった私はやっと“肌断食“に出会うのだが、それは次回書くことにする。