イラスト有償依頼をもらう方法

初めまして。現在Twitterを中心にイラスト有償依頼を受け付けています。

8ヶ月ほど続けられ、ご新規様もリピーター様も一定数ついたので、これから有償依頼を始めたい人やなかなか依頼が来ない人に向けて、個人的なコツをメモ代わりに書いてみます。


注:Twitterでのやりとり向けです。

依頼が来ることを100%保証するものではありません。

副業として個人間のやり取りをやりたい人向けです。プロ志望や企業案件が欲しい人には向きません。


まずポイントは4点。


①自分が描きたい依頼を見極める。

②具体的なサンプルを作る。

③レスポンスはなるべく早く。

④クライアントを大切に。

これを見て「あーはいはい、そういうことね」となった方は、ここで止めて大丈夫です。

詳しく知りたい方は、下の詳細をご覧ください。


①自分が描きたい依頼を見極める。

私は、元々ニコニコ動画の歌ってみたを見ていた世代だったので、そういった「活動者」さんへのイラストを描くことが目標でした。

そのため、イラスト募集を探す際もなるべく活動者様に焦点をあてて応募をしています。

これをまず決めることで、自分が応募すべき募集が明確になり、どのような層に向けてアプローチすべきかが分かります。

次の②でお話するサンプル作りにも役立ちます。


②具体的なサンプルを作る。

例えば、Twitterアイコンのサンプルを作る時に

・アイコン用じゃない絵を切り取っただけのもの

・アイコン用に構図を決めて描いたもの

では、見栄えが全然違います。

イラストの腕が同じくらいなら、アイコン希望の依頼者さんは後者に依頼をすると思います。

ですので、①で決めた「自分の描きたい依頼」をイメージしたサンプルを作りましょう。


オリジナルキャラクターを用意して、

サムネイル希望ならば、「この曲の歌ってみたをするなら」「配信をするなら」とイメージして描いてみる。など

グッズに出来るようなマスコットイラスト希望ならば、色々なサイトでグッズ化イメージを作ってくれるのでそれをサンプルにしてみる、いっそのことグッズを実際に作ってみる。など

立ち絵やVTuberさんのガワを作成したいなら、実際に立ち絵を一体描いてみる(これで出来た立ち絵をキャラ販売するのも良しです)、パーツ分けをしてみてどこまで分けられるか公開する。など


「具体的なイメージ」が目に見えて分かると、依頼側も声かけがしやすいです。
オリジナルキャラクターを用意して作るのも良いですし、サンプル用に無償で数人協力者を募集するのもありです。
(私は、サンプル協力者を募集する際にサムネイルが需要高いことを知ったので、実際の需要を知るのにも役立つと思います)


③レスポンスはなるべく早く。


以前、フォロー外の方からご依頼DMをいただいた際、通知が届かなくDMリクエストを見逃し、そのご依頼がお急ぎだったため他の方に流れたことがありました。


この募集気になる!と思ったものが、迷っている間に早々に締め切られて閉まっていたこともあります。


レスポンスの早さや、細かい修正や確認の早さはクライアントからの「信頼」にも繋がります。

筆不精の方にはつらいかもしれませんが、イラスト有償依頼は立派な“仕事”です。

相手と自分のために早めに連絡をしましょう。


④クライアントを大切に

個人的に1番言いたいのはこの④です。

良く「クリエイターを大切にしていないクライアント」の話が流れて来ますが、さて、クリエイター側はきちんと「クライアントを大切に」していますか?


ただのお金をくれる相手としか認識していない人もいるのではないでしょうか。(もちろん、それはそれで間違ってはいないです)

クライアントも“人間”です。

自分のことを考えて絵を描いてくれる人と、興味はないけどお金のために描いている人と......の違いはなんとなく分かってしまいます。


「この人の推しマークは🍑だったな。小物に桃モチーフを入れることを提案してみよう」

「ご依頼の曲はポップで可愛い曲だな。原色中心のパキッとした塗りを提案してみよう」

など、相手をより理解して取引を進めてみましょう。自分のことをただの取引相手ではなく、一個人として考えてくれたことは満足度を上げ、リピーター様になる確率も上がります。


また、イラスト募集に応募する際も、コピーペーストと分かる文章・サンプル画像よりも、各募集に寄り添ったものを用意すると、クライアントからの印象が良くなります。


例えば...

「依頼が初めてなので不慣れですが......」

→「ご依頼の流れとお支払い方法はこうなっています。分からないところは小さなことでも聞いてください!」


「アイコンとグッズ(販売するかも)に使うミニキャラを描いて欲しいです」

→「ミニキャラのサンプル画像はこちらです。ミニキャラ1人で〇〇円、販売の際は二次使用料として追加で〇〇円いただきます。」


のように、クライアントの要望に合わせて内容を変えると「募集文をしっかり読んでくれている人だ!」と思ってもらえます。


まとめると

・自分のやりたいことをハッキリさせる

・相手の気持ちをきちんと考える


この二つを常に考えながら行動することが大切だと思います。

結局そんな基本的な話になるのかよ......。と思うかもしれませんが、改めて、イラスト有償依頼は立派な“仕事”です。

お金をいただく以上、基礎がきちんと出来ているか。まずそこを考えてみましょう!



あぐり





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