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乳幼児と避難生活

通常運用といいつつ、千葉県の停電復旧見通しが最大で2週間かかりそうという見通しに、心配を募らせています。そんななかここ数日で妊婦・乳幼児を対象とした避難所が開設されてきているようです。

乳幼児はミルクなど必要な物品が多くあったり、環境温の変化を最小限にする必要があったりと兎角配慮が必要な存在であることには間違いがありません。また、ミルクを作るにもお湯が必要、ということで、水・電気がないのは致命的です。

通常の避難所ではなかなか子どもが騒ぐスペースがなかったり、周囲もイライラしているので、子どもの叫び声、泣き声などでさらにそれが増幅しトラブルになったり、親の方が気を遣ったり、ということも少なくありません。

https://www.chibanippo.co.jp/news/national/626440

病院避難が必要となった場合には、褥婦・新生児は「転院」は必要が無いけれども、スペースだけあれば助産師さんごと避難できる可能性があり、大規模な地震時などは避難先として、母子専用の避難所は特に考慮すべきでしょう。

電波の関係も有り、母子避難所の情報がなかなか届けられない、とのことなので、私が知り得た情報だけですが、下記にリンクを張っておきます。その他の情報をお持ちの方がいらっしゃれば、追記しますので、ぜひご連絡下さい。

母子・要介護者のための避難所情報

南房総市

https://www.chibanippo.co.jp/news/national/626440

君津市

https://www.city.kimitsu.lg.jp/soshiki/6/15522.html

千葉市

スクリーンショット 2019-09-14 4.39.38

ペット可の避難所も開設されていたようですが、

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190913-00010003-chibatopi-l12

上手の千葉市のホームページによると既に閉鎖されているようです。(記事は9/13 配信ですが、同日閉鎖されているようですね)

今後に向けて

長期化が予想される中、こども達への遊び場の提供なども必要になってくるかもしれません。危機的状況下でこども達が示す反応を理解し、年齢に応じた対応を行っていく必要がありますね。

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【参考文献】
SAVE THE CHILDREN ホームページより
https://www.savechildren.or.jp/lp/pfa/


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Kaz(@ka_z000n)
小児科、小児集中治療室を中心に研修後、現在、救命救急センターに勤務しています。 全てのこども達が安心して暮らせる社会を作るべく、専門性と専門性の交差点で双方の価値を最大化していきます。 小児科専門医/救急科専門医/経営学修士(MBA)/日本DMAT隊員/災害時小児周産期リエゾン