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【エンジニアインタビュー⑪】1年間のブランクを経てフリーランスエンジニアとしてカムバック。新しい分野にどんどんチャレンジしていきたい。


◇エンジニア歴
新卒でシステム開発会社に入社し8年間会社員を経験したのちに退職。

◇フリーランス歴
会社員を退職後1年間のブランクを経て2016年にフリーランスとしてエンジニアにカムバックする。


”テレビゲームが好きだった少年時代。兄の影響で自然とエンジニアを志すように。”

学生時代はどのように過ごされていましたか?

学生時代は、高校生までは体育系で部活ではテニスをやっていました。卒業後に専門学校に進学して、そこで本格的にコンピューターを学び始めました。コンピューターを使って遊んだりとか、プログラミングで同級生と一緒にゲームを作ったりしていましたね。

ITに興味を持たれたきっかけのようなものはありましたか?

もともとはテレビゲームなどが好きということもあって、漠然と就職はそういった業界に進みたいなという気持ちは小さい頃から持っていました。また兄がシステムエンジニアの職に就いていてよく話も聞いていたので、自分もエンジニアの道に進みたいなと思いました。

最初に就職した会社ではどんなことをされていたのですか?

最初に就職した会社では基幹系のソフトウェア開発のプロジェクトに配属されまして、そこで1年くらいソフトウェア開発をしていました。
その後、その製品の検証部隊に異動ということになり、そこからソフトウェアの検証を行うにあたってLinuxとかサーバーの構築が必要になるとことから、検証プラス環境構築という形でインフラの道に進みました。
そこから当時はまだメジャーではなかった仮想化基盤のプロジェクト案件に携わることになり、以降そういったインフラのプロジェクトの方に進むことが多くなっていきました。

”新幹線通勤で体力の限界。変わらない会社の体質に退職を決意”

会社員経験はその1社だけですか?

はい、この1社で7年から8年くらい勤務していました。

そこからフリーランスに転身されたきっかけについてお聞きできますか?

会社のしがらみと働き方に対して不満があって退職をしました。
一番の理由は、会社に対して改善提案を出しても、検討すらしてもらえなかったりで不信感が募っていったことです。
また、もともとは静岡で勤務していたのですが、東京の案件に新幹線通勤で対応してくれと言われて、かなり過酷な業務に就くことになりました。朝の9時から夜の10時くらいまで仕事をして、そこから静岡に帰って、また次の日も同じような時間で働くということを続けていくうちに、「これでは体が持たないな」と…。
そういうことが重なって会社を辞める決断をしました。

そうして働き方を自身で選択できるようにフリーランスの道を考えるようになったということですか?

そうですね。一旦遊んでやろうという気持ちがありまして、退職した後1年ぐらい遊んでいたんですけれども、当然お金も尽きてきましたので仕事をしようと考えた時に、また会社員になるのもつまらないなと思って、フリーランスの道を選択肢の一つとして検討しました。

現在はどんなお仕事を担当されていますか?

いま関わっているプロジェクトは、セキュリティサービスの開発案件になります。

今は一緒に作業をしているメンバーとしては、どなたか複数人でやられていますか?

運用・開発するチーム、技術を検証するチームがあるのですが、私は技術を検証するチームに所属しています。技術だけではなく、スケジュールの立案など一部マネジメント的なことも行っています。

お仕事を選択する上で大切にされている軸などはありますか?

軸にしているところは技術面というよりも心持ちになりまして、自分の作業範囲外のことにもアンテナを張り続けることが大切だなと思っています。
自分の範囲だけを確実にやっていたとしても、トラブルというのは他のところで発生したものが結局自分にも波及してくるということが往々にしてあります。
そこに対して、支援ではないですが、先回りしてトラブルを予防する動きとか協力をすることによって、自分にトラブルが発生した時に他の方もカバーもしてくれますので、そういった他者に気を配る、全体を俯瞰しながら仕事を進めていくことが大切だなと思っています。

”足りない部分を正直に指摘し、どう進んでいくべきかを一緒に考えてくれた。”

PE-BANKを知っていただいたきっかけはどういったところからでしょうか。

フリーランスになろうと考えて、当時手当たり次第にエージェント会社に登録をさせていただいた中で知った1社になります。
実際に面談と案件紹介をしていただくなかで、他のエージェント会社よりも親身になっていただいたのが、最終的にご一緒させていただいた理由になります。

どういったところが「親身だ」と感じていただけたのでしょうか?

先ほど会社を退職してから1年間遊んでいたと言いましたが、そのブランクについてもしっかり考慮して考えてくれたところです。
「このようにリカバリーすると良いのではないか」「こうアプローチしていきましょう」といった具体的な意見をいただき、とても信頼できたというのが理由です。

ご経歴の棚卸しとそれを踏まえての今後のキャリア成長のご提案ですか?

そうですね。実際ズバリと「ブランクがあるので案件を選ぶのは少し厳しくなるけれども、まず実際に案件を入っていただいて、そこで問題なければさらに条件の良い案件をご紹介できます」と正直におっしゃって頂いたので非常に好感が持てました。
将来的にどういったプランでリーランスの道を進んでいくのかをイメージしながら、進んでいくことが出来ました。

他のエージェントも何社かご登録されていたと思いますが、PE-BANKと他社との違いはどういったところでしょうか?

PE-BANKさんは手数料がオープンになっているので、実際に自分の収入としてどのぐらいになるのかが明確な点と、先ほど言いましたフリーランスとしてどう成長していくかを一緒に考えてくれる姿勢だと思います。

2016年からフリーランスになられて、いままでずっと弊社とご一緒させて頂いているのですね。

そうですね。10年近くPE-BANKさんから案件を紹介していただいています。途中途中で他のエージェントさんを調べたり、他のエージェントさんからお声掛けをいただくこともあるのですが、結局一番良い条件でご紹介いただいているPE-BANKで続けているということになります。

これまでどれくらいの案件に参画されましたか?

今の案件で4件目になりますね。PE-BANKさんからご紹介いただく場合もあれば、直接お客さんから声をかけていただいたケースもありました。そのような場合にもPE-BANKさんにお願いして間に立っていただくようにしています。単価アップも含めてより良い条件で交渉していただけたり、業務面でのサポートがあるのでその方が安心なんです。交渉ごとは全てお任せしているのでフリーランスの立場からしたら、ありがたいなという気がしますね。

”大切なのは自分の強みと弱み、譲れない点と譲れる点を明確化すること。”

フリーランスになって価値観など変化したことはありますか?

自己評価が自分の賃金、単価へダイレクトに反映されるということですね。先ほど単価アップの話をしましたが、そのプロジェクトでの貢献が先方に評価していただければその分単価アップの材料となりますし、仕事も継続していきます。
会社員時代は現場を知らない上司の評価によって、いわゆるボーナスという形で評価されていたんですけれども、それが単価アップというわかりやすい形で明確化されるなということです。

スキルアップのために技術の勉強などは何かされていますか?

取り立てて何かの勉強をしていることはないですが、仕事の取り組み方として、常に新しいことにチャレンジしていくことを意識していて、他の方が手を出していないような分野に対しても興味を持って積極的に参画させていただいています。

新しい分野に挑戦していくことで、ご自身のパワーを広げていっているということですね。

今行っているセキュリティの案件も、OTセキュリティという分野の開発になるのですが、まだこの分野の技術者、エンジニアさんが少ないということもあり、自分から手を挙げて参画させてもらいました。

フリーランスを目指す方にこれはやっておいた方が良いと思うことや、今後フリーランスが活躍し続けるために必要なことは何だと思いますか。

フリーランスとしては、自分の強みと弱み、譲れない点と譲れる点を明確化するというのが大事なことだと思っています。
別の会社のフリーランスの方を見ていると、スキルアンマッチで参画された方が苦労して、契約されている企業様もあまり満足していないといった場面をよく見ているので、そういったスキルのミスマッチによる問題が発生しないようにするためにも、自分の強みや弱みを明確化していくのが大切だと思います。

最後に今後の展望、目指していきたいものなどを教えていただけますか?

今後も継続して新しい分野にどんどんチャレンジしていきたいと思っています。特にクラウド分野のインフラについては今後も外せないスキルになると思いますので、そういった分野には積極的にトライしていきたいなと考えています。

本日はありがとうございました。

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