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【セカンドキャリア インタビュー②】「エンジニアとしてずっとキャリアを積んでいきたかった」53歳で早期退職した佐藤さんが語る、フリーランスとして独立を考えた思いと今。


Topics
・中学3年間テストがオール満点だったほど好きだった数学の知識を生かすべく電子科へ
・高卒採用は40数年ぶりという研究所へ研究員として就職
・研究所で培った技術力を携えPCメーカーに転職
・生涯エンジニアを続けたい~管理職になりたくないと早期退職でフリーランスに
・同年代より高い報酬を得られるうえ、なにより好きな仕事をやれる充実した毎日


中学3年間テストがオール満点だったほど好きだった数学の知識を生かすべく電子科へ

学生時代はどのように過ごしていましたか。

中学時代、数学のテストが3年間オール満点だったほど好きだったこともあり、先生から紹介された電子化のある高校に推薦で進学しました。そこでプログラミングと回路設計を学び、高校卒業後は大学に進学することなく就職をしました。

社会人になり就職した会社ではどんなことをしていたのですか。

ちょっと変わっていて、高卒で研究職としてとある有機化学系の研究所に就職しました。
メーカーの開発職は自分ではまだ実力が足りないだろうと思っていて、幅広く学べるところはどこだろうと考えたときに研究職に行きつきました。
40数年ぶりの高卒採用だったそうで、同期はみんな国立大学卒とかでしたね。

そこではずっと研究を?

最初の数年は研究職として没頭していましたが、あるとき所長の発案で、研究所内をネットワークでつなぐ構想が持ち上がり、そのシステム開発のメンバーに手を挙げました。
まだインターネットはもちろん、LANもなかった時代です。
それからは週の半分は応用研究、半分を開発という形で7年間研究所生活を経験しました。

その後転職されたわけですね。

研究所のプロジェクトが終わりましたが、プログラミングを続けたいという思いからPCメーカーへ転職をすることにしました。ここで25年勤めることになります。

生涯エンジニアを続けたい~管理職になりたくないと早期退職でフリーランスに

そこからフリーランスになろうと思ったきっかけのようなものはありましたか?

一定の年齢を迎えると管理職のポジションを担うよう求められますが、自分自身は管理職ではなく、エンジニアとしてずっとキャリアを積んでいきたかったのです。
そんな中、かねてより耳にしていた早期退職の道を2021年、53歳の時に選択しました。

フリーランスになることに家族の理解は得られましたか?

その時はすでに子供も就職、独立していましたし、妻も会社員として働いていたので「好きにしていいよ」という雰囲気で後押ししてくれましたね。

独立にあたっての準備では何をどのように情報を得ていきましたか?

とにかくググりまくりましたね(笑)。
それと、弟が個人事業主だったためノウハウを聞いたり、SNSのコミュニティなどで情報を得ていきました。特に不安だったのは確定申告など、役所に対する申請などの知識が皆無だったところですね。

独立してからのお仕事は順調ですか?

順調ですね。なってみるとそれほど不安定ではないし、同年代より高い報酬を得られている点もありますが、なにより好きな事をやっていけるのですごく充実しています。


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