音楽の記憶
BoAの10年以上前のアルバムを聴いている。
先日、私の青春時代(今は今でアラフォー青春真っ只中である←何それ)に大好きで何度も何度も、iPodに入れて外でもいつでも聴いていたアルバムを、押し入れの中の要らないもの入れから救い出した。
久しぶりに手に取ったCDは懐かしくも新鮮で、アラフォーの今だからこそ感じる歴史(自分の)に触れるような特別感があったので、すぐに一軍の本棚の端にそっと居場所を作った。
そのCDを聴いているが、色褪せない。過去好きだったせいか、時代に遅れていると感じない。
そして、聴いていて当時仲良くしていた友達のことをたくさん思い出した。
カラオケでBoAの歌に苦戦していると「ガンバレ!」と爽やかにも力強く言ってくれた友、パンを食べると口の中の水分が全部持っていかれるという他愛無い話をした友、見たくない私の適当な写真を撮り、その場でパソコンで加工して(スマホで手軽に加工、という時代ではない)「な、ひどくないやろ?」と見せてくれた友、をなぜか鮮明に思い出した。(他にないのか)
それに、当時一人暮らしをしていて、いつも行く近くのスーパーがこぢんまりしていたけど、とても綺麗なスーパーで、そこが本当に好きだったことや、
当時冬にスキーのインストラクターのアルバイトをしていたので、そのためにオフシーズンは毎日のようにジムに通っていたこと(ジムにはこれから時代を作るんだ!というような気概の若者が一人もいないことに、当時の私はひどく違和感を感じていた。その時若者だった私には、『同じ若者を否定する前にジムに行くなら外を走れ、皆外を走ってんだよ』と言いたい(本当?))とか、
アルバイトで外国人旅行客を相手にすることがあるので英語を話せたら重宝される、という理由で英会話教室に足繁く通っていたこと(英会話教室はすごく楽しかった)とか、
だからか英語学習にハマっていて、大学の図書室にあったENGLISH JOURNALを片っ端から読んで英語の勉強に打ち込んでいたこと(今では当時できた日常会話のかけらもできないでいる、そもそも英語で喋る機会がないのだ)とか。
他にも、山の上にあった大学のキャンパスから見下ろす景色が夕方になると胸を締め付けられるほど綺麗で幸せを感じていたことや、もう少し遡って、高校生の頃は毎日死ぬほど笑ってたな、楽しかったな、今あの子はどうしているのかな。ということとか、とにかく私の黒歴史でない歴史を都合よくいろいろ思い出してアラフォーの私は感慨に耽っている。
ここまで読んでくださった方は、他人である私の個人的な思い出に付き合っていただいて本当にありがとうございます。
音楽は当時の記憶と結びついている。いつだって、不意に昔よく聴いた曲を聴いた時、思い出す当時の生活がキラキラしているような人生を送りたい。そのためには今を大切にしよう。今できることを精一杯やって今をできるだけ楽しくしよう。と、思った。・・・まあ、よく聞く話だが。
そして仕上げに、今を思い出すトリガーになるような音楽をたくさん聴き込もうと思った。いい曲を探してたくさん聴こう。自分の世界を広げよう。と思った。
BoAさんありがとうございます、いつも応援してます。(ここに書いても絶対に届かないのでは)
個人的な話が多くなりましたが、読んでいただき、ありがとうございます。
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