愛の種
今日はふたたび気温が上がり、9月とは思えない暑さ。
それでも陽が暮れると秋の虫の声が聞こえてくるし、風が秋の匂いを運んでくる。家路に向かう途中、どこからか藤袴の甘い香りが漂ってきた。
さて、我ベランダの朝顔「水月」は相変わらず花芽は僅かだ。それでも今朝は珍しく2輪いっぺんに咲いたので写真を撮ってみた。
なんとも涼やかな色でうっとりする。
しかし、花びらがところどころ切れていて、きれいにフワッと咲かないのは
やっぱり酷暑の後遺症だろうか。
そしてなんと言っても元気なのは風船葛。朝顔の方にまで侵食しているが、同じ蔓性植物だから仲良くなったみたい。実がたくさんぶら下がっていて愛らしいことこの上ない。
茶色くなった風船葛を分解すると3つの黒い種が入っている。どの種にもハートの模様がついていてオシャレだなぁ。種のハートを見つめて、私はどこまでも愛情深い人間でありたいなと思う今日このごろなのである。