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「Little Artists」 Iwaki Ballet Company

2024年11月12日(火)晴れのち曇り 20.8℃(MCJ095)

友人にチケットをとってもらい、Iwaki Ballet Company(略してIBC)のバレエコンサートを観にいった。
演目は以下の通り。

第1部
・「ラ・バヤデール」影の王国より
 第1バリエーション
 第2バリエーション
 第3バリエーション
・「せむしの仔馬」より海と真珠のパ・ド・トロワ
・「ワルプルギスの夜」よりバリエーション
・「白鳥の湖」第1幕よりパ・ド・トロワ
・「白鳥の湖」第2幕よりグランアダージオ
第2部
・「白鳥の湖」第3幕より黒鳥のアダージオ
・「ジゼル」第2幕よりパ・ド・ドゥ
・「サタネラ」よりグラン・パ・ド・ドゥ
・「瀕死の白鳥」

久々のバレエ鑑賞に胸をワクワクさせていた。プログラムを開いて好きな作品ばかりが並んでいるのを見てますます期待が高まる。

私はIBCのダンサー・高橋ナナさんのファン。毎回期待を上回る踊りを見せてくださる。何よりナナさんの輝くような笑顔が私は大好き!ナナさんの笑顔いっぱいの踊りを見ていたら私のエネルギーまで上昇する気がするのだ。

2部のジゼルがもう本当に良かった。ナナさんの踊りを全部見ているわけではないけれど、天真爛漫で素直な踊りは「コッペリア」や「ラ・フィーユ・マル・ガイデ」などを見てみたいと思わせる。でも真骨頂を見せくれるのはこちらだったか! と感動が押し寄せた。幕が上がった時点で「ジゼル」の世界に引き込まれる。儚げだけれどしなやかで一途なアルブレヒトへの愛が切々と伝わってきて胸がジーンとなった。そうよね、ジゼルは誰がなんと言おうと愛しているのよね。1幕を観ていなくてもジゼルの愛がどんなものか想像できる。ファンになったことが誇らしい。そんな気さえする舞台だった。ますます大ファンになってしまった。

そして、トリの「瀕死の白鳥」を踊るのは井脇幸江さん。美しさは衰え知らず。カーテンコールで並んでも一際美しい。見るたびに美しさの奥行きが増している気がする。私の日本語の表現が下手で申し訳ないぐらい。
幸江さんの踊りを見ていつも思うのは「いい人生」。日々120%で生きている人が観せてくれるもの、という感じがして仕方がない。美しさの正体はきっとそれなのだと思う。

久しぶりにバレエの舞台を観たせいか感動をうまく言い表せない。うっとりと見惚れてばかりだけれど、それでも出演なさった方々が見せたかったものは全部ちゃんと受け取れたに違いない。次の公演も楽しみである。


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