モンゴメリとプリンスエドワード島
2024年8月23日(金) はれ 34.6℃ (MCJ14)
今日は「赤毛のアン レシピ・ノート」や「すてきなタータンチェック」などのご著書で知られるフリーライター奥田実紀さんの講座に参加した。
場所は日暮里にある紅茶の専門店「Cha Tea」。イギリスの邸宅を思わせる建物の中には夢のような世界が広がっていた。
「Cha Tea」は紅茶の教室をなさっていて、今日の参加者の多くは生徒さんらしき人々だった。アンのファンとして参加しているのは私と友人ぐらいと見受けられる。
講座は、まず「赤毛のアン」とモンゴメリの小説についてお話になり、奥田さん自らが撮影したプリンスエドワード島の写真を見ながら、実際に住んで暮らしてみた体験をもとにした興味深い話をたくさん聞くことができた。プリンスエドワード島の写真がとにかく美しくて前のめりになって見入ってしまった。
その後、奥田さんがモンゴメリ生誕150周年を記念してプロデュースした5種類の紅茶を全種類試飲する。茶葉への思い入れ、制作裏話などエピソードをうかがいながら飲むとさらに一段深い味わいを感じられる気がした。
楽しみだったお菓子は
「もし私が作家という憐れな職業でなかったら、すばらしい料理人になっていただろう」
と自ら絶賛するほど料理上手だったモンゴメリが得意だったモックチェリーパイを再現したもの。モンゴメリの息子さんが好物だったのでしょっちゅう作っていたという。万歳! 私も大好きなお菓子である。「モック」とは「まがいもの」という意味があり、本当はチェリーで作るべきところをクランベリーで代用していることからこの名前がついているそうだ。チェリーは入っていないのにチェリー味がする不思議なパイ。酸味のあるクランベリーたっぷりのパイはアイスクリームと一緒に食べるとなんともいえない仕合わせな気持ちにしてくれた。
こちら ↓ も合わせてお読みいただければ幸いです。