「芹沢銈介の世界」展など
2024年10月18日(金)曇りのち雨(MCJ070)
しとしと降る秋雨の中、「芹沢銈介の世界」展を観に日本民藝館へ。民藝の中でも芹沢銈介さんの作品は特別に好きで「あぁ、すてき。あぁ、すてき。」口から出るのはこればかり。直筆の絵手紙も展示されていて、見入ってしまった。なぜこんなに温かく絶妙な色遣いになるのだろう。天才的なデザインセンスにため息しか出てこない。また、大切に使い込まれたモノだけが放つ美を堪能できる日本民藝館の建物、家具の佇まいに対しても終始美の喜びに胸が高鳴るのを感じた。
日本民藝館で展示を堪能したあと、友人が東大の中にある一般人も入れる「食堂コマニ」に連れて行ってくれた。清潔感あふれる洒落た内装。体に優しいメニューが嬉しい。土井善晴さんが食堂の席に座っていらっしゃって面食らったが、もしかするとこの食堂の献立を提供しているのだろうか。
その後、駅の近くにある雑貨店「べにや民藝店」を見て、目黒駒場郵便局に寄り、美味しそうなスコーンやパンのお店に立ち寄ったりして散策を楽しみ、西荻窪へ移動する。
まだインターネットが無い時代にその存在を雑誌で知り、いつか行こうとその記事を切り取ってファイルまでしていたカフェ「グレース」に何年(何十年?)越しで入店することができた。感激である。昔も今も人気店であることに変わりなく、入れ替わり立ち替わり常にほぼ満席を保っている。友人絶賛のサクサクのパイ生地の上に驚くほど軽い口どけのクリームが乗ったマロンケーキとポットにたっぷりの紅茶をいただきながら、いろんな話をした。
最後にはとにかく行動あるのみ! と結論づけ、お互いに勇気を奮い立たせた。
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