見出し画像

BBCドラマ「Jane Eyre(ジェイン・エア)」

2024年9月7日(土)晴れ 34℃ (MCJ029)

画像はAmazonより拝借

ここ1ヶ月ほど「ジェーン・エア」の世界にどっぷり浸かっている私。先日、2011年の映画を観たときに、本を読了したらモノクロ時代の映画「ジェーン・エア」を観てみようと思ったのだが、BBCのドラマがあると聞いて先にこちらを観ることにした。2006年の作品で全4話。Amazonプライムで鑑賞した。

BBCのドラマを全て知っているわけではないが、少なくともイギリスの古典文学の作品は丁寧に創られた秀作が多いと私は思う。なんというか、衣装から小道具からロケーションから全てにおいてテーマが行き届いているし、そのおかげで作品の世界観に没入しやすい。なので、シャーロット・ブロンテ作品なら間違いないだろうと期待を込めて鑑賞した。

ジェイン役はルース・ウィルソン。初めて見る役者さんだが、アヒル口が印象的で美人すぎず、笑顔が魅力的だ。そもそもそんなに笑わない役なのだが、後半幸せになった時の笑顔が本当に素敵だ。ジェインの人間らしさや揺れ動く感情もわかりやすい。

ロチェスター役はトビー・スティーブンス。マギー・スミスの息子さん。なんと私と同じ歳。ロチェスター様って何歳の設定なのだろう。渋いルックスと演技が魅力だけれど、私はどうもロチェスター様のツンデレが好きになれない。仮に目を見張るようなハンサムだったとしてもきっと面倒くさいと思ってしまうんだろうなぁ。でもこの役者さんはその面倒くさい部分を女性の母性本能や庇護欲をそそる天然風に演じているように私には見えた。だんだん可愛らしく見えてくるから不思議だ。演技力もあるだろうが、もしかすると役者さんの人柄によるところも大きいのかもしれない。

ご存知の通り最後にはジェインの純愛が実を結ぶ。先日観た映画ではお屋敷の焼け跡でジェインとロチェスター様が再会するところで終わってしまったが、ドラマではもう少し先があり、子どもが産まれて幸せな家族になるところまでが描かれていた。

全編通して、映像が美しい。特にイギリスの独特な風景は見応えがあるので毎回それを見るのも楽しみだった。

こちら ↓ も合わせてお読みいただけましたら幸いです。