紀元2600年!「おばあちゃんが口ずさむ歌編」
先日親戚のおばあちゃんに会いに行ってきた。
そこで「おばあちゃんが初めて東京へ行ったのはいつ?」と聞いたら
「小学校2年生の時」と答えた。
家族で電車に乗って東京のあるお祭りに行ったという。
そのお祭りが紀元二千六百年記念行事!
紀元2600年!?
初めて聞いたこの嘘くさい数字。。
きっと多くの日本人が知らないだろうこのイベントは
90歳近くなるおばあちゃんがそこで急に歌い出した。。
「きげん〜にせ〜んろっぴゃく〜ねん!」
僕は一体何のことかわからなかった。。
「え、何、何。。。。。」
その嘘くさい歌は一体何なのか。。
YOUTUBEで探すと
見つかった。。
おばあちゃんにこれを聞かせると目を輝かせて口ずさみ歌い出した。。
「嘘でしょ。。。小学2年生の時に歌った歌を覚えている」
小学校の校歌でも忘れている人は多くいるだろう。。
でもたったその時に歌っていたメロディーを覚えているのだ。
おばあちゃんだってこの曲を聞いたのは何十年ぶりだろう。
きっとあの時、小学校以来ではないだろうか。。
目をうるうるさせながらまっすぐ何かを見つめて歌っているおばあちゃんを
僕はずっと見ていた。。
「きっとあの当時のことを思い出しているのだろう。。」
そう思った。。
歌や曲にはそういう力がある。。。
すごいな。。
おばあちゃん曰く
小学校でもその当時歌ったそうだ。
東京にその行事を観に行ったおばあちゃんは
「とにかくすごかった。。」という。
昭和20年の東京。。
そしていつもの東京と違うその行事の時の光景
蒸気機関車、黙々と煙を上げて走る機関車に乗り2、3時間かけて
小学校2年生のおばあちゃんが家族みんなで行ったというのだ。
そして昭和20年というのは戦争(第二次世界大戦)の前だ。
でも良く考えてみたら
あと18年したら
紀元2700年がやってくるではないか。。
誰もそんな話題はしていないが
きっと何か日本政府はやるだろう。
誰もがこの記念行事を観れる事は意外にない。。
100年に一度だ。
100年生きない観られない人も出て来る
ある意味昭和15年後に生まれたひとあたりは今は80歳あたりだ。
後18年生きていなければ体験できない。。
日本人でもこの100年行事に出会えない人もいるという事だ。。
どんな行事になるのだろうか。。
その時に100年前の紀元2600年の時を振り返るかもしれない
またこれから18年先の時代はもうどうなるかわからない。。
テクノロジーはものすごく発展して
想像できないだろう。。
そんなイベントがある、あった、ということを知っていたら
少し楽しみな感じもします。
(きげんにせんろっぴゃくねん)は、1940年(昭和15年)の日本において「皇紀(神武天皇即位紀元)2600年」を祝して制作された国民歌。