ダルビッシュを高校球児の時から見抜いていた高校の監督「木内監督から学ぶ編」
茨城県に優勝団旗を2度持って帰ってきた人がいる
その人は故:木内幸男監督
1度目は取手二高時代
2度目は常総学院時代
彼を有名にしたのは取手二高の時に
あの清原、桑田のKKコンビを甲子園決勝で破った時だった
彼らPL学園はKKコンビが一年生の時にすでにレギュラーで甲子園を優勝していた。
2年目も決勝まで進み、多くの人たちがPL優勝と思っていたものを覆したのがこの取手二高。茨城県、公立高校のヤンキー高校だ。
このKKコンビを破ったのは紛れもなくこの監督
木内幸男監督だ
この時から木内マジックと言われた彼の手腕は
そのあと常総学院に移り
監督が引退する最後の年にまた甲子園決勝で発揮された。
それが東北高校、ダルビッシュ率いるチームだった。
ダルビッシュは2年生、それでもエースでプロ並みの力を持っていて優勝候補だった。
率いる常総学院は優勝候補でも何でもない。。
でもダルビッシュを破ったのはこの木内監督だった。
この木内監督が試合前のミーティングに選手にかけた言葉がある
それが「このダルビッシュは将来すごい投手になる。プロにも必ず行く。。
そんな投手からヒットを打ったら孫の代まで自慢できるぞ!」
それだけだった。。
選手たちは一本のヒットを彼から打とう。。
そういう軽い気持ちになった。。
「勝つ」とかではない。。
ダルビッシュから一本ヒットを打つ!
そう選手たちは気持ちを変えた。。
最終的にはレギュラーの選手はみんな彼から1本のヒットを打ち
結果、東北高校に勝った!
これも木内監督の戦略だ。。
「一人一本ヒットを打て!」と言うよりも
「ヒットを打ったら孫の代まで自慢できるぞ!」という心理的に伝えたことだろう。。
洞察力がずば抜けていた木内監督は
途中4、5回にダルビッシュが力をぬいて投球していることを見抜いた。
その時にぼそっとベンチで「この回に行けるぞ!」っと口ずさんだと言う。
木内監督は伝えない。。
自分たちで考えて行動させる野球をさせる。。
木内監督の目的は甲子園に来たい子供たちを甲子園に連れてくること。
甲子園に来たら何も伝えることはない。。
「甲子園は本当にいいところ。いろんなことを学べる場所」
そう木内監督はいつも答えていた。
今あの時にダルビッシュからヒットを打ったメンバーはどう感じているだろうか。。
木内監督の言う通りになっている。。
ダルビッシュがプロ野球どころか大リーグで活躍しているのだ。
きっとあの時の常総学院のメンバーはテレビを見ながら子供に
「父ちゃんはあのピッチャーからヒットを打ったんだぞ!」
っと自慢している人もいるだろう。。
木内監督はやっぱりすごい。。
大好きな木内監督の一冊の本
本当に素晴らしい。。
子育て親には是非読んでもらいたい一冊です
少しでも役に立てたら嬉しいです