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お世話になった恩人に会う「ふっと思い出した瞬間編」

学生時代から海外生活。

そして23歳の時に帰国して日本でアルバイトをしてお金を貯めて次のヨーロッパへの資金を貯めるために近くの工場で働いていました。

その工場では本当に今でも付き合いがある友人たちに出会いました。

一人はその工場に半年だけ働いて半年海外へ行ってしまう同い年の人。
彼も相当な変人で天才的な人間である人。。

そして先日会いに行った人はもう一人のお世話になった恩人です。

今は74歳。あの当時は50代!その工場で長年働いていて、派遣でやって来た僕と同じグループ。そして年に半年だけ働く彼も同じグループ。

僕がその工場で働き始めた時に、僕が海外に住んでいたことを知ると

「お前と気が合いそうな奴がもうすぐアフリカから帰ってくる!」

と伝えてくれたのを覚えています。

そして僕が働き始めてから1週間後に彼が現れました。

「チッす!!」っとロン毛を束ねて真っ黒な顔して現れた男

仲良くなるのに時間は必要なかった。

最終的には彼は僕家に住むことになり、一緒に職場に向かうくらい友達になった。

その工場で働いて1年くらいだろうか。。

資金が貯まったのでヨーロッパ、ドイツに行くことを話していた。

僕は日本に帰って来てから犬を買い始めていた。ゴールデンレトリーバーだった。そしてその当時50歳のおじさんも家でゴールデンを飼っていた。

おじさん「犬はどうするんだ?」

僕「一緒に連れて行こうと思います。」

おじさん「住む場所は決まっているのか?」

僕「最初は友人のところにお世話になるくらい。。」

おじさん「それならば犬を置いていけ!預かってやる!」

僕「えっ!大変ですよ。。」

おじさん「1匹飼うのも、2匹飼うのも一緒だ。。」


確かにいきなり犬を持っていくのは大変かもしれない。
ドイツ語も話せないし、友人のアパートに犬を連れ込むのも大変。。

それならばドイツに行ってワンチャンがOKな家を探して連れて来た方が確かだろうっと思い、彼の好意を受け入れることにしました。

「1年後にまた戻るのでそれまでお願いします」っとドックフード代を置いて来た。

僕の犬は飼い主を引っ張って歩く犬。

そして彼の犬は飼い主より後を歩く犬。

散歩の時は両手を前後に大きく伸ばされて散歩していたと話していました。

そんな彼は混合ワクチン なども僕の犬に打ってくれていていた。もちろん料金を請求されることもなかった。

アパートを探し日本に戻ってゴールデンを引き取って一緒にドイツへ渡り、スイス、デンマークと10年間一緒にヨーロッパで過ごし、そしてまた一緒に日本へ帰国。

その時も彼の元へ訪れた。

その半年後に愛犬は亡くなった。。

今の犬を飼ったのはゴールデンが亡くなって1年後。

飼い始めて2年後に出産、そして子供が生まれた。

それが今の2匹。その2匹と一緒にまた彼の家に訪れていたことを先日であった時に話してくれた。

そう考えると6年ぶりだっただろうか。。

彼のことを「ふっ」っと急に思い出した次の日に会いに行った。。

なぜ、彼のことを思い出したのか。。

そして彼のことを忘れていたのか。。

不思議でならないけども、本当に急に彼のことを思い出した。


彼の家の場所もきちんと覚えているか定かではないけどもなんとかたどり着いた。

生きているか!死んでいるか!?お線香をあげなくてはいけないのか?
そんな気持ちで直接向かった。

インターホンを押すと彼が玄関から出て来た。

「お〜生きていた!!」変わらずに元気な姿に嬉しかったです。

奥さんも相変わらず元気で。。そして新しい犬も飼い始めていて面白かった!


今はもう仕事をしていないようで暇している感じ。

背中の骨を痛めているので座るのに辛いとも話していた。。


でも、あの時「犬を置いていけ!」っと言ったのはどうしてなのか?

結果ものすごく助かったことだし、職場での急な言葉でもあった。

あの当時、家に娘さんもいたし、奥さんもいたのに

家族に相談もせずにあの言葉を言った。。


「僕の犬が家にやってくる」と聞かされた時の家族の反応はどうだったのだろうか?

聞くのを忘れたので今度会った時にその時のことを聞きたいと思います。


本当に感謝しているし、その時のことを思い出すと今はもっともっとあの時の出来事からいろんな気づきがあります。


皆さんにはどんな恩人がいますか?


それでは今日も良い1日を!









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Issei 世界旅人
全国を愛犬と旅しながら地域の習慣や食などをそこにいる人には気づかない素敵な文化などを伝えてより良い楽しい生活になったらいいなと思います。こんな美味しい食べ物や習慣、生活に気付いたらシェアできたらと思います。私たちが知らない素敵な日本を世界にも伝えたいと思います。