くらしのこと#1 ガジュマル
ガジュマルと一緒に暮らしています。
2020年の春にわが家へやってきましたので、ちょうど3度目の冬越しを終えようとしているところです。
うちに来たばかりの頃はWi-Fiのルーターと背くらべをしていたものですが、ぐんぐん葉を伸ばして、いまではひざ上ほどの高さまで大きくなりました。やわらかい茎だったはずのところは、徐々に枝らしくなってきました。
例年、あたたかくなると、枝の先からあたらしい葉が芽生えはじめます。(葉が芽生える、という表現が正しいのかどうか、ちょっと自信がないのですが…)
写真フォルダをさかのぼってみると、去年の成長期は3月半ばからスタートしたようです。今年もそろそろ新入りが枝先に登場する頃でしょうか。
この時季になると、葉の開きはじめを見逃すまい、と、ガジュマルを頻繁に観察するようになります。
寒い季節のあいだもこまめに水やりはしているのですが、休眠中のようで、なかなかコミュニケーションはむずかしい。やはり目に見えて成長がわかるというのは趣深いものです。ああ、ちゃんと生きているんだなあ、とわかって、ほっとします。
きょうは今シーズン初めて日光浴をさせてやりました。
花粉と強風に怯えて、外の空気にふれさせてやることはできませんでしたが、窓越しに日差しをぽかぽか浴びて、艶めく緑がうつくしい。
明日もお天気がよかったら、カーテンを開け放って、のんびりひなたぼっことまいりましょう。
ちょっとずつ春を感じながら、今年も元気にめをさましてくれることを願うばかりです。
なしこ