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独学は可能?文系卒が語る医学部学士編入試験の生命科学

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半年間の勉強で医学部学士編入試験で国立大学から合格をもらいましたまりめっこです。
今回は、編入試験において重要な試験科目である「生命科学」について、私大文系卒の私の考えを記事にしてみます。
生命科学は大学受験にはない科目で、そもそもどんな科目なの?独学は可能なの?暗記?文系でもできるの?など様々な疑問が生じやすいと思います。

本記事では、生命科学という科目をご紹介してから、生命科学の学習に関する疑問に合格者として細かくお答えしていきます。


生命科学の概要・前提

医学部学士編入学試験において避けては通れない科目、それが「生命科学」です。私は簡潔に言えば「医学の基礎」だと理解しています。

ほぼ全ての大学において生命科学は受験科目として含まれています。募集要項の試験科目のところには「生命科学」と明記せず、「生物学」と書いてあったり、「学力試験Ⅱ(理科の基礎学力をみるために,理科(生物学を中心に,関連分野を含 む)の内容から出題します。)」のような書き方をしている大学もあったり、ややわかりにくい表記の大学も多いです。
富山大学や東京医科歯科大学のように「生命科学」として1科目を設けることなく、英語と生命科学を融合させて「総合問題」を出題する大学もあります。このように医学部学士編入試験の受験生にとって生命科学は必ず通る道となっています。

医学部学士編入試験における「生命科学」は、大学によって範囲や難易度は異なります。高校〜大学初歩レベルから多く出題される大学もあれば、医師国家試験に出るレベルの出題をする大学もあります。中には、予備校の講師も「どういう意図でこれを出題しているんだ?」と思うような難しい(誰もできなくて差がつかない…みたいな)問題を出題する大学もあります。

しかし、生命科学には大体「ここまで押さえておけば大丈夫」というラインが存在し、そこを試験範囲として多くの受験生は勉強しています。その暗黙の了解のような試験範囲ではないところから出題されることもありますが、得点すべき問題をしっかり得点できていれば合格できる公平に努力が報われる学力試験です。
ネット上で「医学部の編入は倍率高いし、全て運にかかっている」や「某大手予備校がビジネスとして儲けるためだけに色々謳ってる」など色々書いてあります。私も受験するまではそういうコメントを読んで惑わされているタイプでした。しかし、実際に受験して合格してみて「筆記試験は、ただの普通の学力試験だった」というのが今の私の感想です。

私は、色々考えて結局KALS(医学部学士編入試験において最も力を持っている予備校)に入塾して生命科学を学んで、文系卒ながら合格した1人です。ただ試験を受けようと思い立ったときには、生命科学に関して不安や疑問がたくさんありました。そして、合格者になって相談や質問を受けていると受験生の多くは似たような疑問を持っていることがよくわかりました。

ですので、次のパートから生命科学に関してよくある疑問について、文系卒合格者の観点から答えていきます。私はすべての大学の試験を知っているわけではないので、個人的な意見として参考になれば幸いです!

生命科学FAQ

私が勉強を始める前に抱いていた疑問や、合格してから周りによく聞かれる質問をリストアップし、回答してみました。
回答の内容が被るものもありますが、1問1問に丁寧に回答してみました。ここに載っていない質問がある場合は、お気軽にコメントで質問してください。私の考えにはなりますが、回答します。

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