①R5前期保育士試験に合格するまで(実技試験【言語】練習編)
令和5年前期の保育士試験(筆記、実技)に、運よく一発合格することができました。
自分用の備忘録も兼ねて、何回かに分けて実技試験についてをまとめます。
(※あくまで個人の体験・所感なので、参考程度に受け止めてください)
実技試験は【言語】【音楽】【造形】の3科目のうち2科目を選択しますが、私は【言語】【造形】を選択しました。
今回はその2科目のうち、【言語】についてです。
まずはユーキャンのテキストで、試験の流れや合格のポイントなど、概要を一通り確認しました。
お話を決める
【言語】は、指定された4つの話(R5前期の場合は『ももたろう』『3匹のこぶた』『おおきなかぶ』『3匹のヤギのがらがらどん』)のうち1つを選び、身振り手振りを交えた読み聞かせを行います。制限時間は3分間。
お話によってあらすじの長さ、登場人物の数などが異なります。また『3歳児に読み聞かせる』という想定のため、子供が理解しやすいお話が好ましいです。
お話を選ぶ際には、「保育士試験 言語」で検索してYouTubeでいくつか動画を見たり、
↓のトウコさんのブログの合格者アンケートを参考にしました。
真っ先に除外したのはももたろう。
場面転換が多かったり、あらすじが削りにくかったりと、3歳児にわかりやすく話すには難しいと感じました。
残りの3つのお話は、内容のわかりやすさや、素話のしやすさはトントンという印象。
どれを選んでも良かったのですが、一番流れがシンプルで覚えやすく、アレンジもしやすそうという理由で『おおきなかぶ』にしました。
⚫︎台本を作る
台本は、youtubeの動画やユーキャンのテキスト、『おおきなかぶ』の原作絵本を参考に作りました。
まず、絵本にある「⚫︎⚫︎が××をひっぱって、××が△△をひっぱって〜」というくだりは混乱しそうなため真っ先に削りました。
あとは3歳児が楽しめるようセリフを入れたり、登場人物が増える面白さを表現したり〜、と色々いじっているうちに、結局ほぼ↓の方の動画と同じになってしまいました。
それくらい素晴らしい台本だと思うので、台本作りに迷っている方はぜひ参考にしてください。
一応自分独自の要素としては、「優しいおばあさんが来てくれました」「元気な孫娘が来てくれました」と、キャラクターの性格を一言付け加え、その性格に応じた話し方を意識しました。(優しい→穏やかな声音で、元気→溌剌と、など)
また、時間調整用に、最後の「おしまい」の後に、「おおきなかぶ、のお話でした」という、入れても入れなくてもよい台詞を足しました。
⚫︎練習
言語の練習はシンプルです。
録音(or録画)→再生→問題点を見つける→修正→録音(録画)……の繰り返し。
話す上で気をつけたのは、
・ナレーションとキャラの声に差をつける
(ナレーションはやや高めの声、キャラはそのキャラに合った声で)
・犬、猫、ネズミの演じ分け
(犬は大型犬イメージでやや低めの声、猫はゆっくりめのテンポ、ネズミはせかせかした感じのテンポで発声)
・文末は間延びしないよう意識
(「〜しましたぁ」とならないように)
・笑顔&子供と目線を合わせる
・声に感情を乗せる
(おおきなカブができたときはびっくりした表情や声、引っ張るときは頑張っている声、カブが抜けた時は喜びを表現)
また、試験1ヶ月前からは
・2.3m離れた場所から録音(試験管との距離)
・入退室の流れも合わせて練習
も行いました。
入退室の流れは以下の動画を参考にさせていただきました。
また、LINEのオープンチャットに何度か音声をUPして、メンバーの方からアドバイスをいただきました。
その節は大変お世話になりました。
オープンチャットでは他の方の練習録音を聴いて、よいところを自分の練習に取り入れられたのもとてもありがたかったです。
特に、上手い方のを聴いたあとは『負けてなるものか!』と奮起して練習に励みました。
(その結果、一時期喉を痛めてしまったので、練習のしすぎも良くないですが)
本番については、造形の話とまとめて後日upします。
次回は造形選択の練習についてまとめます。