人生の伏線回収が始まった話 【MIEM編】
お久しぶりです
5年ぶりの投稿で何から書き始めたらいいものか...そんな状態ですが
個人的に連絡を取りたい人がいて今回はその方たちへ向けて更新します。
この空白の数年間を実際に会って説明すると長くなりそうなので一旦ここにまとめようと思った次第です。
まずは2000年代から個人的なお付き合いのある方、音楽レーベルでお世話になった方へ
近況ですが、近年は海外向けのリリースをメインに運営しています。
9割が海外とのお取引ですが日本の顔馴染みのお客さんから直接注文が入るとやっぱりうれしくてモチベーションになります。
いつかこのお礼も伝えたいと思っていました。(🙏🙏🙏)
業界自体は以前ほどの盛り上がりはないものの、音楽に興味を持ってくれる人は今も確かにいて、特に少量からでも取り扱ってくれるショップが国内外にあり、そういったお店の存在と常連のお客さんに支えられて今でも活動を続けることができています。
ウェブメディアpeak silenceをご存知の方へ
今後の展開に関係してくるのでまずこの話も含めて書かせてください。
なぜあの時 peak silenceを立ち上げたのか?
音楽レーベルを立ち上げた2009年頃はエレクトロニカ・アンビエント系の告知媒体が無く、そんな中でアーティストは音源のリリースやライブ活動をしていました。
もっと多くの人に聴いてもらいたい、
このジャンル自体に興味を持ってもらいたい、
媒体が無いならば自分で作ろうと、レーベルの垣根なく良質な音楽を紹介するメディアpeak silenceを立ち上げました。
次第に海外アーティストにも認知されていきBEATINKさんからプロモーションのお話をいただいたりと思い描いていた以上の展開が広がりました。
念願だったArms and Sleepersの初来日公演を実現できた事が自分の中でひとつの区切りとなり、このタイミングでpeak silenceは休止しました。
当時から会社員をしながらレーベルもpeak silenceも一人で運営していました。
本業も好きな仕事をしているのでこの生活が辛かったことはありません。(大変は大変でしたけど)
そして今年2024年7月にまさかの再始動することになります。
今回はデジタルファッションにフォーカスしたデザインスタジオとしてリブランディングしました。
屋号を同じにした事に特別な意味はなく、peak silence以上のいい名前が思い浮かばなかった、というのが真相です。
(ややこしくしてしまって申し訳ないです🙇♂️)
<現在のpeak silenceのプロフィール>
𓂃✍︎2014年にアパレルメーカーから独立しブランドを立ち上げたファッション好きの2人+2009年よりElectronic Music Labelを運営する音楽狂の3DCGクリエイターMIEMによるユニットとして新しいクリエイティブの可能性を探究します 𓅹˒˒˒˒
詳細はこちらのページ↑に記載していますが、現在私は"MIEM(ミーム)"という名義で活動しています。
なぜ3DCGをはじめたのか?
もともと映画やゲームのコンセプトアートが好きで…
AKIRAや攻殻機動隊の近未来感も好きで…
そんな時に見たハリウッド版の攻殻機動隊(Ghost In The Shell)のメイキング映像に衝撃を受けて作者を追跡して知ったのがAsh Thorpというグラフィックデザイナーでした。
Ash ThorpがCINEMA 4DとRedshiftを使っていたので自分も同じソフトを使っています。
そんな流れで3DCGの世界に足を踏み入れましたが、知識も技術も無いのでいきなり作りたいものが作れるわけでもなく何とな〜くで陶器を作ってみたりしていました。
独学で勉強しながらようやく自分の作りたいものがイメージ通りに作れるようになってきた時に今度はNFTやデジタルファッションに出会い、2022年にNumeroの表紙NFTに応募したり、
2023年に3DジェネラティブプロジェクトGoroBotsが誕生して今に至る・・というわけです。
そして本来なら3DCGの活動に音楽は全く関係ないはずなのですが、、、
(ここからやっと本題です)
なぜか最近3DCGを通して音楽に触れる場面が多発するようになりました。
ここにきて再び音楽と繋がるのか・・!と地味に毎日びっくりしています。
"点が線になった" とか "一周回って帰ってきた" とか近い雰囲気の言葉はありますが、この記事を書いている途中でこれだと確信しました。
"人生の伏線回収が始まった"
多分、そういうことなんじゃないかと思います。
今も昔も本質的な部分では同じことをやっているのにスピード感が今までと全く違う感覚。
例えば問題解決の速さだったり、意思決定のスピードだったり、頭の中のイメージが形になる速度だったり。
経験を積んだからという単純な理由では説明のつかない奇妙な現象が起きています。
でも明らかにこの日から、というのはありました。
3Dの告知映像を作ってBGMを選曲して・・とやっている時にいきなり昔の感覚が一気にぶわっと蘇った夜からです。
素晴らしい才能を持つアーティストに出会った時の心が揺さぶられるあの感覚、よく会っていたあの人、あのアーティスト、あの音楽、あの場所、あの景色・・・
走馬灯のように過去の記憶が頭を一斉に駆け巡り・・・
今どうしているだろうか?
とそこからどんどん気になり出してSNSやSpotifyで探しました。
すると今も新曲を出し続けていたり、さらに活躍の場を広げていたり、新しい何かを始動しようとしていたり、、、
音楽ってすごいなとあらためて感動しています。
MIEM以降、音楽系の発信はしていませんでしたが相変わらずライブも行っているし私の基本スタンスは今も変わらずです。
旧友のレーベルBlue Arts Musicのジャケットやイベント関連のデザインはもう15年くらい長く続けさせてもらっていて、でもそれはお互いが続けているからこそ成立している事だったんだとこれまた感慨深いです。
音楽に問わず "続けている" "続けていく"って本当にリスペクトでしかありません。
自分もまだまだですが続けた先にきっとまた違う新展開が訪れる…はず!
というわけで、これを書き終えたら連絡します・・!
余談①:直近の予定です
2024年10月 ヒラキッパーズとお散歩in韓国
2024年11月 Nコレ出展/京都、トムヨークLive/福岡
2025年1月 Anyma Live/埼玉スーパーアリーナ
2025年2月 シガーロスLive/台湾公演
2025年3月 MOGWAI Live / 東京or大阪
余談②:渾身のプレイリスト104
国内の104アーティストをまとめたプレイリストを作りました。
ぴったり100に絞れりきれないあるある
peak silence時代によく聴いたりライブに行っていたアーティスト+最近知ってよすぎる!!となった若手のアーティストなど合計9時間25分!
作業中に聞くといい曲すぎて手が止まって捗らないので注意😅
余談③:〜走馬灯〜
例の走馬灯に出てきたシーン
渋谷・新宿・池袋・秋葉原、主要レコード店へ挨拶回り
今でも繋がっているバイヤーさんもいます
"誰も呼ばないなら自分が呼ぼう"とイベントのオーガナイズもはじめた頃。
アーティストにオファーするところから企画・交渉・手配・ブッキング・空港へのお迎え・お見送りまですべて自分で行いました
自分がアテンドしておきながらよくあるこういうシーン↑も横でいちいち感動🥹
オフの日にはアーティストと一緒に観光したり食事をしたり、音楽以外の交流も忘れられない思い出♨️
単なるビジネスとしてではなく、友達のような関係性で今も繋がれていることがとても幸せです。
そしてアーティスト側も同じように来日公演の経験に感動し、その思い出を元に作られたアルバムもあります。
自分が彼らの創作に影響を与えることになるなんて思いもしませんでした。
2014年、当時まだ大学生だった2人組のアーティスト「N.O.R.K.」のデビューEPをリリース
後にN.O.R.K.は解散
2年後、國本君はサウンドアーティストとして世界で活躍、ボーカルの小袋君は宇多田ヒカルさんのアルバムに参加することとなる
さらにその後、宇多田ヒカルプロデュースでデビュー
正座して見たNHKのSONGS📺
掲載されていた記事も思わずスクラップ(親かよと突っ込みながら🤱)
関わってきたアーティストの飛躍はそれはもうとても嬉しい
↑確か1,000円で購入したチープなガラガラ📦
こんなに使う事になるならちゃんとしたの買えばよかった
最後に、MIEMとして出会った方へ。
ここまで読んでくださってありがとうございます。
音楽の話ばかり書きましたが、3DCGはこれからも主軸として続けていきます。
ここに書いた音楽のようなそんな関係性をこれからみなさんとも作っていけたら嬉しいです。
そうなれるよう引き続き頑張ります。