医療の2040年問題をホリホリ vol.1
2040年問題とはいったいどんな問題なのかをホリホリし、その中でも医療はどうなってしまいそうで、どうやって変えていくべきかを発信しながらまとめていく「医療の2040年問題をホリホリ」ページです。
今回は、厚生労働省から発表されている資料の一部を参考に思ったこと、気づいたことを書いてみます。
まず、医療需要について全部で大きく5つあるうちの1つめ。
①2040年頃には、高齢者の数がピークを迎える。とりわけ、85歳以上が相当数増加する。一方で「生産年齢人口」は減少することが見込まれる。生産年齢人口はほぼ全ての 地域で減少、高齢者人口は大都市部を中心に増加、過疎地域を中心に減少することが見込まれる。
01 資料1新たな地域医療構想を通じて目指すべき医療について
ホリホリします。
まずデータについて。このデータというのは現在の日本の人口をベースにしているので、例えば若者がどんどん海外に流出、いや海外進出したり、逆に今よりも極端に外国人が増えることは想定していないと思うので、国の政策次第ではガラッと変わる可能性もなくはないかなと感じる。今都内に行くと外国人の多さにびっくりする事がある。オフィスは東京の高田馬場にあるが、今やアジア系のお店がズラッと隙間なく並ぶ。先日はついに日本語で対応してくれないお店があり、渋々店を出る事に。30年前とは違う事に驚いた2024年冬。でした。余談。
それから、最も引っ掛かるのは「生産年齢人口」。国内の経済活動の中核を担う人口のことで、基本的に、15〜64歳の世代を指すそうだが、これは絶対に基準を変えるべきだと思う。片方で人生100年時代というのであれば、65から35年間の余生はなかなか長い。その期間をボーっと非生産年齢人口にカウントされてしまうわけにはいかない。つまり生産年齢人口のベースを15~75歳までにして、76~85歳も、可能な限り趣味や仕事に動き続ける。シニアやシルバーという呼び方も前から違和感があり、それも変えないと、と。
そして、最後の1点は高齢者人口は都市部で増加。ということ。
ここは簡単には語れないので、いろいろな情報を集めて今後も語りたいところだが、まず高齢者は抵抗なく都市部に行ける人に関してはその方が本人にとっては確実に便利だ。私自身も母親の施設を探す際に経験した。母親の好きそうな場所を想像して、窓から緑が見える素敵な場所をようやく探して、母親を初めて連れて行った日。開口一番窓から外を見た母親は「木が邪魔ね」と。膝から崩れ落ちるとはあの時初めて経験したかも。窓からは人や車が見えた方が嬉しいと。。。大人って。
それから同時に若者が地方に行くのはいいと思う。最近は仕事仲間も、地元でフリーランスで働く人と一緒になることがあり、テレビ会議でなんなく仕事は出来ると感じる日々。であれば、若者はどんどん田舎を活性化するような働き方を進められるように、出来る企業は振り切った考え方をすべきだと。
この先の日本を語るとき、問題と捉えて終えるのは好きではないし、問題という言葉もあまり好きではないが、問題意識を持ちみんなで解決策を考えるために少しの間使うしかないとも思う。
高齢者が増えるのは事実で、健康寿命を伸ばすなら運動含めた予防だと言う事はものすごく大事だからこそ、もっと踏み込んで知って、考えたい。
いろんな人と議論したい。