「写真家を志す人へ あるいは自伝的メッセージ」Peak2Peakのデジタル写真講座 番外編1
<my history>
1981年7月、23歳だったボクはある決心をした。通っていた大学を辞めて東京へ出てカメラマンになろう。6年あまり住んだ京都の街。不要な家財は実家に送り、大きなバックパックひとつに荷物を詰め込んで、文字通り片道切符で夜行列車に乗って向かったのは、東京六本木だった。
「六本木スタジオ」。それは東京で仕事をするプロのフォトグラファーなら必ず知っている、特別な存在。当時から有名だった篠山紀信さんや立木義浩さんを始めとする超有名フォトグラファー御用達のスタジオ