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姫君のついばんだ魔法薬 ひとつぶ口に含めば千年の眠り ふたつぶ口に含めばただの草の実 噛めば苦い味ばかり 姫君のついばんだ魔法薬 いつまでたってもただの草の実 深い眠りに入れずに 噛めば苦い味ばかり 草の実噛んでは思い出す 逝った母さん思い出す 夏草の中のただの草の実 噛めば苦い味ばかり
びいどろ瓶の海の中 蒼い泡がひしめきあって じょあっと波を繰り返す 青藍 群青 紺碧の水 いろんな青がひしめきあって じょあっと波を繰り返す びいどろ瓶の海の中 ラムネの匂いを漂わせ 海鳥たちが飛び立った 青藍 群青 紺碧の水 ラムネの海の泡の中 海鳥たちが飛び立った びいどろ瓶の海の中 残ったものは手のひらの 蒼いびー玉ひとつだけ
雨の降る日は絵の具の匂い 絵描きも今日はお休みさ いろんな絵の具で塗った世界も 雨がみんな落としてしまう 雨の降る日は絵の具の匂い 空も街も灰色さ ちょっぴり悲しい色だけど 雨はみんなやさしいシャワー 雨の降る日は絵の具の匂い 僕の心も雨の中 昨日のいやな出来事も 雨がみんな流してしまう 雨の降る日は絵の具の匂い 雨が上がったのその後は さっそく絵描きがやって来て 街をみんな描き直す 雨の降る日は絵の具の匂い 空には絵描きが描き足した きれいな虹がかかってて 僕もみん