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春になったばかりの頃 白い帽子を追いかけて 春風の中を駆けて行った 草原の若い草からは 真新しい緑の匂い 南の方からは 暖かい日差しがさして来る 空が青くて 眩しくて見れない ゆるやかな午後は 木陰の下でひとやすみ 見渡せば春ばかり 地平線の遙か向こうも こんな春が続いているのか 白い雲の行くままに 白い帽子を追いかけて 春風の中を駆けて行った 春のひととき