エンゲージメントの高めかた|Visionの浸透
最近は仕事が忙しく、久しぶりの更新です。
最近は色々なクライアント企業のエンゲージメントを測定し、その改善をお手伝いするプロジェクトに関わっっています。
その中で日本企業のエンゲージメントの課題として、多くの会社で上がる要因があることに気がつきました。それは「経営陣の考え方を組織内にしっかりと浸透させている会社」はエンゲージメントが高い傾向になるということです。
例えば、VisionやMission、Wayにしっかりと魂を込めて、それを軸に社員をまとめ、事業を成長させていく意思を明確にしている会社は、同じことを目指す社員が集まりやすく前向きに努力することを期待できます。
このVisionやMissionについて多くの大企業の掲げる内容を見ると、正直「これってどこの会社でも当てはまるのでは。。」という内容になっているケースが多いように感じます。
一方で、ベンチャー企業などはその会社ならではの特色が現れているものが多く見られます。例えば、中小企業向け会計クラウドのFreeeのMission、Visionは以下のように非常に分かりやすくなっています。
■Mission : スモールビジネスを、世界の主役に。
■Vision : ビジネスを強くスマートに育てられるプラットフォーム。
大企業では、多くのビジネスを行っているため、全てを包含する表現を考えると「どこの会社でもあれはまる」ようなものになってしまうのかもしれません。
この一つの解決策として、事業部別のVisonやMissionをつくることをお勧めするケースがあります。
例えば、SONYでは親会社と子会社でしっかりと分けています。
古くなっている、どこでも当てはまる内容になっているままの会社では社員に浸透することを目的に、VisionやMissionを見直すことも検討する価値があるのかもしれません。
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