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20241013

夜の蛾の観察がしたくて、日中どこにどんな花が咲いているか確認しておこうとうろうろしていたら懐かしいピンク色の花に出会った。中学の頃、グラウンドの隅に咲いていたこのすっぱい花をよく食べたなと、久し振りに口にしてみたら全くすっぱくない。すっぱいのは同じピンク色でもカタバミの花だった。こちらはゲンノショウコでフウロソウ科。花の味はほんのり苦かった。漢字では『現の証拠』。民間薬になり、効く証拠という意味らしい。効能は下痢や胃腸病。胃の調子がおかしいことが続いていたので花を服用してちょうど良かった。夜になって蛾が来ていないか見に行くと、花は傘のように畳まれていた。

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桃山鈴子
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