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20240909

蟲展仲間とのライトトラップに来ていたクロモンドクガ。水銀灯を目指して山の虫たちが飛んできて家の壁面はお祭り騒ぎだった。
ツヤアオカメムシがわんさか壁面の角っこに集中して、緑色のタイルを貼ったのかと思うほどだった。たくさん蛾が来て、一匹一匹が皆うつくしい模様をしている。中でもハグルマトモエという大きな蛾のダイナミックな巴紋に惹かれた。バイバラシャチホコもやって来た。5年前、家の前のムクノキでバイバラシャチホコを採集し、しゃちほこのポーズを絵に描いた。(『わたしはイモムシ』P66) その子孫かもしれない。フクラスズメが雨樋の凹んだ溝にとまっていた。真大さんに聞いたら、木の洞のようなところが好きだそうで、幼虫の時の派手で積極的な姿とのギャップが愛しい。アオドウガネ、エンマコガネ、オオフタモンウバタマコメツキ、ケラ、カマキリ、クロシデムシ、ヒョウタンゴミムシ、クロカミキリ、コクワガタ…やってきた虫を観ようとして虫を何匹か踏んでしまった。ごめんなさい。
朝起きると壁面にいた虫たちはきれいに一匹もいなくなっていた。踏んづけてしまった虫たちもそれを食べる虫たちが片付けてしまったようで、脚の一本さえ落ちていなかった。まさに祭りの後の静けさだった。


何よりの勇気と励みになります。