20250109

ぱらぱら雨の中を散歩。「子どもの本屋メリーゴーランド四日市」で働いているあゆみちゃんも一緒。『夏の丘』の頂上に切り株の形をしたテーブルと椅子があり、屋根もついているのでそこで朝ごはん。食べ終わってお弁当をしまうと雨脚が強まった。「結構降ってきたね」と言い合ってると、突然、ひくい雲の間から青空と太陽が覗いて、細い斜線状の雨や跳ね返り飛び散る雨粒に陽があたり、あちこち宝石を散りばめみたいに光りだした。お天気雨だ。天気の中でお天気雨が一番好きだと言ったら、あゆみちゃんに理由を聞かれた。お天気雨の中には世界を美しいと感じる要素が全て揃っているのだけれど、言葉にするのは難しい。とっさに「綺麗だから」と答えると「雪の方が綺麗じゃない」と夫。やはり言葉を尽くすべきだったか。ミミズバイの葉と葉の隙間でクモヘリカメムシが越冬していた。カメムシの細い体が夏よりも細く感じるのはきっと寒さのせいだ。