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20210919

桜の木からぶら下がっている小さなイモムシにもっと小さなハチがとまっていた。ハチが飛び立つと背中や腹部に緑色の卵が6つ付いていた。寄生蜂に産卵されたのだ。以前、産み付けられた卵をとりはずそうと顕微鏡を覗きながらピンセットで卵を引っ張ってみたことがある。すると卵はただ乗っかっているだけではないようで、引っ張るとイモムシの皮膚ごと持ち上がって取ることが出来なかった。
翌日、卵は緑色のウジになり、さらに翌日にはイモムシが亡くなり、ウジは桜の葉に降り平たい繭を作った。その繭から今朝出てきたのがこの蜂だ。


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桃山鈴子
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