20241114

今朝はうす曇り。左側は耕作放棄地にハンノキ林、右は杉の混ざる竹林が迫る細道は木の枝が重なり頭上がトンネルのようになっている。その前方からトンネルをくぐるように鳥が飛んできた。私たちの前まで来るとぶつからないように急上昇したので、見上げながらずいぶん喉が真っ白い鳥だなあ、鳩より少し大きいかな？と思った。鳥はすぐそばの杉の木立に止まった。
すると上からなにか軽い音を立てて落っこちてきた。見れば割れた真白い卵の殻で、鳥は喉が真っ白いのではなく、この卵をくわえて飛んでいたらしい。卵を落とすとどこかへ飛び立って行った。
私にくれるというの？それとも私たちに気がつかずに飛んできて慌てて急上昇して卵を落っことしたのか？卵は割れているからヒナが孵った後の物なのか？
さびちゃんに見せると熱心に匂いを嗅いだ後、口を半開きにし、くつ下を嗅いだ後と同じ表情をした。そんなひどい匂いがするのか？手のひらの卵に鼻を近づけた。くんくん…え？なにこれ？なんだかすごくいい匂い！！もしかして私のハンドクリームの匂いなのかな？夫の手のひらに移動させ、再度嗅いでみる。間違いない。これはバニラエッセンスの香りだ。それだけでも大発見の朝だった。