20241105

今朝は熱も下がり、一日ぶりの散歩をした。帰ろうという頃に、おしっこを済ませたさびちゃんが張り切って山の斜面を駆け上り始めた。追いかけながら急勾配に手をついたら、そこらじゅうホトトギスが満開で足元にも花は続いていて、それ以上登れなくなった。さびちゃんは斜面を左の方に駆け上り座って私たちを見下ろしている。そこはホトトギスは咲いていなかったが、登る気力が無かった。
呼び戻すために大声でさびちゃんコールをした。（夫が呼んでも戻ってこない）さびちゃんコールには”さびちゃんを完全に見失ってしまった”という大前提の演技力が必要で、例えば梅の木をさびちゃんに見立てて、「さびちゃん？　さびちゃん！？　さびちゃーん！！」と梅の木に本気で呼んだりすると、「それは梅の木！さびはここにいます！」と戻ってきてくれる。足元まで走って来てくれて、ゴツンと体をぶつけてきてくれるので、そこをキャッチする。今朝は梅の木やレモンの木をさびちゃんに見立ててコールしまくったのだが、病み上がりの演技がいまいちなのか優雅に毛繕いなどしているのだった。最終的にはさびちゃんのいる斜面を登りつつ、さびちゃんに近づきながら、あらぬ方向に向かってさびコール、（こんなに近くにいるのになぜさびに気がつかないの？）とさびちゃんが段々心配になって、ニャーニャー言い出した頃に、さびちゃんのすぐ近くで決して目を合わせずに、さびちゃんの頭の上のあたりを見ながら、本気でさびコール。「どうしたの！？なんでさびが見えないの？？さびはここよ！！　ニャニャーン！」と走ってきて、弁慶の泣き所にゴツンとしてくれた。