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20241004

玄関前に植わっている青いサルビアはオオスカシバやホシホウジャクがたくさんやってくる。でも今朝は雨で一匹もいなかった。雨粒のついたサルビアを眺めた後、身支度をして上野の田中一村展へ行って来た。一村の絵に出会ったのは20代初め。NHK出版の画集を何度も何度もくり返し眺めた。その頃はまだ昆虫画は描いておらず、彫刻を作っていたけれど、一村の絵が特別に好きだった。画集の植物の同定を大学の植物形態学でお世話になった許田先生がされていたり、仲の良かった友人が奄美で大島紬の織工として働いていた偶然も重なって、一村に親近感を覚えていた。今日絵を目の前にして、大きな滝に打たれているような気持ちになった。

何よりの勇気と励みになります。