20240928
数年前に両親が引っ越した時、庭に蝶の幼虫が好む木を植えたくて植木屋さんにエノキをお願いした。「山で実生を掘ってきたよ」と植木屋さんは小さな苗を植えてくれた。オオムラサキが来る環境ではないけれど、ゴマダラチョウやアカボシゴマダラ、テングチョウ、タマムシも思い浮かべ、私はニヤニヤしていた。
今夏、この木の前に立ち、首をかしげた。あれから時が流れ苗は私の背丈を超えたのだが、葉が細長くどうもエノキらしくないのだ。調べたら『イヌシデ』だった。植木屋さんに全面的な信頼を寄せていたので、すっかりエノキだと思い込んでしまっていた。そしてこの木から2mくらいのところにもとから庭に生えていた大きな木が枝葉を拡げていて、それもイヌシデなのだった。
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