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任天堂 SWITCH2 に高まる期待

任天堂Switch2の Joy-Con(コントローラ)は、マウス仕様ではないか?

と話題になっています。

任天堂㈱が行った特許の国際出願の書類が2月6に公開されたことから、この期待が高まっています(WO2025/027803号)。

これは「入力装置」の発明です。

マウスの発明ですが、「ゲームコントローラ」としても使える例が挙がっているからです。

この特許書類には、背景技術として、マウスとしての使用のみ想定した「ワイヤレスマウス」が挙げられており、任天堂は、マウス以外に使用できる入力装置に思い入れがあることがわかります。


特許出願の書類には、次の図面と記載があります。

入力装置1は、例えばゲームコントローラであること


ユーザは、このように、縦持ちすることができる(例 図24)
ユーザは入力装置1をマウスとして使用できる(例 図25)


そして、ユーザは、入力装置1を例えば机などの上に載置した状態で把持し、入力装置1にある各種入力部を操作することができることも記載されています。

「机においた状態で」という文言から、マウスのように使えるコントローラではないか?と予想できます。

図25、図26に示すように、ユーザの手のひらは、入力装置1の第2側面13を
覆うように配置される、という記載もマウス仕様であることの憶測を呼んでいます


つまり、手のひらでこの入力装置を覆うような使い方ができることがわかります。

国際出願したからと言って、特許取得がされたわけではありません。

またこの発明が必ずしも製品に実装されるわけでもありません。

この国際出願は2023年8月にされており、今後、海外に「国内移行」という手続がされます。

国内移行とは、各国の特許庁で特許取得するために、審査を受けるために、翻訳文などを提出する手続です。

まだどこの国に国内移行されるかは不明ですが、多くの国々で審査を受けることになるでしょう。

すでに「国際調査」というものが行われており、特許取得の蓋然性がある程度予想できます。

国際調査の結果は非常に良好であり(特に関連ある文献ではないものばかりが先行技術として挙がっている)、特許が取得の可能性が高いです。

Nintendo Switch2が楽しみです。

この国際出願のキーとなる文章を訳してみます。


「本開示によれば、マウスとしての使用とマウス以外の使用が可能な新規な入力装置を提供することができる」

This disclosure can provide a novel input device that can be used as a mouse and a non-mouse.

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