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マサキ珈琲のメニューがコメダ珈琲に似ている事件
マサキ珈琲店がコメダ珈琲店に似ている事件で、食器と飲食物の組合せが似ていることは、不正競争とは判断されませんでした。
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あとのメニューは、コメダ珈琲店メニューをご覧ください。
マサキ珈琲のオレンジジュースとクリームソーダは、コメダのものと似ています。
マサキ珈琲のメニューは以下の通りです。
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しかしたとえ両店のメニューが似ていても、そもそもコメダの「食器+飲食物」は、不正競争防止法の「商品等表示」とは裁判所で認められませんでした。
したがって、この点では、マサキ珈琲の「食器+飲食物」は不正競争ではないです。
理由は以下の通りです。
「来店者や視聴者等の中で,これらの対応関係・組合せに気を留め認識するに至った者がどの程度いるかは甚だ疑問」
つまり、「容器と飲食物」の組合せを顧客は気に留めないから、これがその店の「商品等表示」とはいえない。
しかも、コメダ珈琲店の「容器+飲食物」が広く知られていたことは証明されていない。
特徴的な容器の飲み物であれば印象に残り、「あの店のあの容器で飲みたい」と思うこともあるでしょうが、コメダ珈琲のメニューはそこまで特徴的ではないということです。
とにかくコメダの場合は、内外装が特徴であり、この点につき、マサキ珈琲の不正競争が認められました(平成27年(ヨ)第22042号、東京地裁)。
クリームソーダは、
melon soda float
cream sodaとは言いません。
英語では、melonジュースであることが表されています。
float は、この単語のみで、アイスクリームが浮かんだ飲み物の意味があります。