ちいさい頃に病院がかりになるということ
小児科の意義についてすごく気付かされることがあったので。
ちいさい頃、体が弱かったり、何かしらの問題があったり、病院にたくさん通っていたという経験がある人は少なくないはず。
赤ちゃんの頃は、少しの変化も命に関わるものだからこそ、小児科はかかりやすい場所であるべきだと思う。
かくいう私はそこまで病弱でもなかったから、定期検診と、まあ熱を出したときと、怪我をした時くらいしか行ったことがないけれど。
そういう小児科の存在意義を、対象年齢の低い子を専門に見る診療科というものだけじゃないということを20代になってから考えることになった。
予防と成長のサポート
予防接種などを通じて、子供たちの健康を維持する役割を果たす。
病気を未然に防ぐことで、子供たちの健康を保ち、成長していくサポートをしてもらえる。
家族との関係構築
子供の健康は家族全体にとって重要である。小児科医は、家族との信頼関係を築きながら、子供の健康についての情報やアドバイスを提供するだろう。家族全体へ、適切な育児方法や健康への理解を促進してくれる。
心の健康への配慮
こどもの心の健康は体と同じくらい重要です。こどもたちの心の健康を理解し、心理的な問題に対処してくれるだろう。体だけでなく、心の健康問題に関連して教育機関や保健機関などと連携し、地域の健康づくりに貢献する役割も果たすだろう。
以上は通常考えられる小児科の存在意義である。
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でも、ここにもう一つ、自己肯定感を育む経験というのを付け加えたいのが、私の主張である。
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小さい頃に、大の大人が、何人も、たった1人の小さい自分の怪我を治そうと、病気を治そうと、今あるすべての技術と頭を使って奮闘してくれる経験。
自分のために、大の大人が大人数で寄ってたかって生かそうとしてもらえる経験。
自分の命を、赤の他人が愛してくれる経験。
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これらが、今の大人にいかに大事かということを改めて実感した。
小さい頃に小児科にかかり続けたり、
病気がちだったことは、マイナスどころか、もはやプラスであると思う。
躍起になって治したあの傷を
夜も眠れず心配したあの病気を
今成長したその子が、自分の手でそれを失くそうものなら、どれだけ心が痛いかは容易に想像できる。
小さい子に対して
「そのくらいで病院?」
「舐めときゃ治る」
もちろんそうだし、それで治るものの方が多いと思う。
それでもやっぱり、ちいさい子は病院に連れて行くべきだと思う。
病院が、病気や怪我を治す、マイナスからゼロにするためだけの場所じゃないんだろうなあって、思います。
放浪癖もち飽き性単位諦めがち注意散漫の限界大学生です