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南草津おうち事情2:のてりあすの場合

前回の続きのようで続きじゃないような自分の家探しのことをつらつらと。

塩対応な物件は諦めて、他にも探してみました。ヘッドセット付けて、不動産屋が開いたオンラインルームに入って、画面上の部屋についてZoomでやり取り。

業者の車に乗せられて実際に幾つも幾つも建物をハシゴして、たまに「大家さんの所の鍵とってきます」って待たされたり、一地区探すのに半日がかりだったころと比べると、べんりなよのなかになったものよのう。

でもなかなか希望通りの部屋は見つからない。原因は入学してから分かったのですが、私が「2口コンロが欲しい」と言ってしまったせいでした。40代主婦としては普通のこだわりポイントのつもりだったのですが、クラスメイトの部屋も、ほとんどが「IH一口コンロ」大学生単身世帯向けの部屋ではハードルの高い欲求だったようです。

どうにかようやく1件探し当て、契約書を書きます。決めたら書類がPDFで届く。書き込んで返送した書類を物件オーナーに流して、承認されたら勝ち。

しかし、部屋探しクエスト、ここで終わりではなかったのです。書類を業者に送る前に、ふと湧いた疑問をついそのままぶつけてしまいました。
「この、『ハピネスクラブ代 30000』って何ですか?」
「えーっと、それはですねえ……確認してみます」
戻って来た担当者が、返事の代わりに言ったのは
「あ、この物件、もう埋まってしまいました」
……面倒だから断れ、となったのか、本当に競争だったのか、真実は今となっては不明です。けどこの時点で、もうここの不動産屋はいいや、って思っちゃいました。意外と短気なのてりあす。

その後、大学生協のサイトから辿って地元で最大の不動産屋にアクセスし、今度は「すみません私4X歳で大学に再入学したものなんですが、この条件で貸してくれるお部屋はありますか?」と最初からぶっちゃけました。あと、コンロの条件は泣く泣く切りました。

その甲斐あって、割と早めに候補が出てきました。2件のうち、1件は結構きれい、高層階エレベーターあり、地の利もいい。むろん怪しいクラブ代もついていません。けど、
「4月3日入居可なんですよね」あ、それは無理。私も引っ越しと言うよりは家具家電を一から買い揃えだったので、夫に手伝いを頼んでいました。しかし、時期はちょうど年度替わり、4月はさすがに休めないそうです。

もう1件は、ちょっと古くて、ちょっと不便。でも、3/27には鍵を貰える。悩んでいる時間はさすがになさそうだったので、決めてしまいました。

「うーん、でも、27から4日間はちょっと……28から3日間ならなんとか」
3日間といっても、その日に移動してきて、最終日に帰るとなると実質使えるのは2日間です。
「何とかならないの?」
「一つだけ方法があるよ」
「じゃあそれで」
「『妻と別居することになりまして』って俯いて呟けば、どうにか4日取れるんじゃないかな……なんだよ、嘘は言ってないじゃん」
「……3日間でいいです」
すったもんだの挙句、どうにか出来上がったおへやがこちら

テーブルの上には爛れた夕飯

そしてこちらが現在のおべや

パソコンすらまともに置けない

人間、堕落するのは早いですね……

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