自主留学の記録【初日】
ついに来てしまった留学当日。
空港まで母について来てもらいながら持ち物の確認などなどを話す。
私としてはちょっとそこのイオンまで、みたいな感覚と格好で来ているので、あんまり実感無いなぁと感じていた。今からこの大地から足を離すってあんまり実感なかったんですよね。
実感は突然やってくる。
空港でチェックインをして、荷物検査まで全然大丈夫、時間あると思っていたら、チェックインで止められた。フィリピンでは入国の際にe-Travelの申請(オンライン)が必須で、申請した証拠のQRコードを提示しなければならないのだが、認めて貰えなかったのだ。
直近にアップデートがあり、申請済みか否かを見定めるQRコードを移したスマホ画面が変わったことを航空会社側が認知していなかったらしい。
ここで手間取り、時間が迫る。
そして急いだ先、目の前に荷物検査場が現れた。え、じゃあもうここでお別れ?!もうしばらく会えないの??
急に感情が溢れ出して涙目で別れた。そして飛行機でずっと映画見た人みたいな泣き方してた。
韓国で乗り継ぎのためご飯を探す。
口に合わない...。
全てが嫌になる。泣きながらご飯を頬張る。だってこれ食べないとお腹すいて飛行機で酔っちゃうかもしれないから。
今からなら引き返せるんじゃないか、とか最後まで心が足掻いている。
自分がこんなにもホームシックだなんて知らなかった。留学すると言い出したのも、準備したのも自分なのに、自分の選択を1番後悔した瞬間だった。
おそらく1人で行こうとしたのがマズかった。誰か友人でもなんでも2人だったらこんな事態にはなっていなかったと思う。
5時間の待機後韓国からフィリピンへのフライト。寝てたら一瞬だった。ここのチェジュ航空さんに今回お世話になったが、韓国の航空会社を使い韓国経由でどこか行くのはおすすめしない。
飛行機内で理解できない韓国語を浴び続け、空港でさらに韓国語をぶっかけられる。韓国語が嫌いになった私である。理解不能な言語をずっと聞くのってストレスなんだなと納得した。
死んだように寝た翌日、本場のコケコッコーで起こされる。...朝4時なんよ。
ちなみにこのコケコッコーは15時でも全然鳴いている。昼寝も起こしてきそうだ。
この日は学校もなく、本当にすることがない日だったため、母に断りなく電話した。
泣けてきた。
もはや喋れない。そして喋ってない。
前途多難すぎる。
ホームシックのマインドの私は、今すぐにでも帰りたい。