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自分の部屋に帰ることにした

12:23
先日、久々に自分の部屋に帰ることにした。

実家暮らしの私が自分の部屋に帰っていないとはどういうことか。これは至って簡単な話で、私がリビングに入り浸っているだけなのである。
入り浸るきっかけは何だったか、もはや定かではない。しかし夏場に関しては、各自の部屋でエアコンをつけて寝るよりも、1つの部屋に雑魚寝した方が電気代を節約できる。ちょっとエコだろ。
布団をリビングに持ってきて生活していたが、そんな言い訳が通用しなくなってきたので、しぶしぶ自室に帰ることにした。なんと1年ぶりの帰省である。去年は帰っていないことは忘れてくれ。

まず私が取り掛かったのは掃除。兄弟がなぜか私の部屋を物置と勘違いしているので、この部屋には兄弟の学校の教科書なんかが山積みになっていて邪魔くさい。これでは寝るに寝れないではないか。
とりあえず兄弟が置いていったものをお返しする。へへ、山を動かしたことを掃除と認めない人もいるが、これは立派な掃除だ。ほら、かりそめの「綺麗」が完成した。

クイックルワイパーで床をふき取ってみる。シートが一瞬で炭のような黒さになった。え、今晩わたしここで寝るんだよな?できるのか?11時の深夜テンションからふと我に返る。が、振り返れないので頑張ることにした。
私の部屋の家具の8割は漫画や小説を突っ込んっでいる本棚たちなのだが、掃除の傍ら本棚に蜘蛛の巣が張られていた形跡を発見する。

まじでここで今日寝れるんだろうか.…。

この部屋の掃除は総じて1時間半で完了した。意外と早く済んだのは掃除を諦めた部分があるから。それは窓である。
私の部屋の窓にはカーテンの代わりにブラインドが付いているのだが、経年劣化なのかこれが動きもしなかった。ブラインドの向きは変われど長さは変わらず。ブラインドもほこりがたまりやすいもののため掃除を試みたが、すぐさま私の根気の方が負けてしまった。ふき取っても汚れが目立つんだよなぁ。むしろ汚い。
触らない方が逆にきれいに見えるのでは?と思うことにしてノータッチだ。

しかし窓の額縁部分だけはきれいに掃除した。
過去、望まずして窓を1㎝開いた状態(網戸あり)で夜中作業した結果、網戸を通り抜けられるほど小さな羽虫が部屋に大集合したことがあり、大量の殺虫剤で始末した経験がある。全部片付いたと思っていたが、額縁にはその日の「名残」がいた。
大量の羽虫が行き倒れていた。

たぶんこれで、部屋に名残は残っていないだろうと願い、夜中1時にその部屋で寝られた。暗闇の中、わたしは思い出した。

そっか!1年前に部屋を出た理由これだったわ!!!


おしまい




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