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お金の勉強のススメ

17:41
今ここに、4990円の秋服を渋っているわたしがいる。


先週まで3990円だったんだけどなぁ.…。

通販に疎いのでこういうタイミングをよく見逃すし、商品の相場もよく分かっていない。踏ん切りがつかないがゆえに「カートにいれる」が押せない。ボタンを押さずにタブを閉じてもう3週間が経とうとしている。

成長とともに培った金銭感覚は、思いのほか厄介なのかもしれない。わたしの金銭感覚は極端に「ケチ」だ。財布のひもは同年代よりもカッチカチだ。

大学生なのでバイトで稼いだお金でやりくりしないといけないのだが、元々手元にあるお金は限られているので、これを買ってしまうと今月の出費は増える、必要経費の出費も重なるから貯金に回せるお金が少ないかもしれない、などと考えてしまう。金銭的な不安というのはわたしをますますネガティブにさせる。
いや、何のための貯金だよ。

使えよ!!

分かってはいるんだけど…。

今の子供たち世代に声を大にして言いたい、お金の使い方学んどけって。

ちなみにな話で、我が家のお金の勉強事情を紹介しよう。
まず、お小遣い制ではない。必要経費として学校や習いごとでかかる経費(文具・服など)は親が支払ってくれた。交通費などもこれに入った。そのほか娯楽品(本や友達との遊び代、プレゼント代など)は年に1度もらえるお年玉を使って、自分でやりくりするルールだった。1年の間で余ったお年玉に関しては、来年に繰り越せる仕組みだ。
当時は親戚が多いことを本当に感謝していた。逆に誰かが来ないと収入に相当な痛手だから、親戚が大勢集まることを心の底から願っていた。子供ながら邪な心だったわたしを笑ってくれ、はは。

決してこのお金の勉強スタイルを間違っていたとは思わない。
しかし「いかにお年玉を残せるか」に異常なフォーカスを当てるようになったのは事実だ。だってできることならお金を貯めときたいなという子供心が、守銭奴モンスターへ化けるなんて思わないじゃんか!
現在は「いかにバイト代を残せるか」にシフトしてしまっている状態。

お金を「使いたい」ではなくて、お金を「適切に使いたい」の。
「お金を使う勇気」も教育の中に組み込んでいかないと、こういうモンスターが生まれるかもしれません。


最近、塾のバイトで出会った小学生の子で、こんなケースに遭遇した。

「今月は推しに2万5千円も使っちゃったから、もう余裕ないんだよね~。先生お金ちょうだいよ~。」
逆に使いすぎるケースッ!!!

近年は推しのファンクラブとかも小学生から会員になれるのか。知らないことだらけである。よその家の小遣い事情は知らないが、月にそんなに自由にできるお金があるのか。大学生のわたしですら、そんな大金一度に使ったら苦虫嚙み潰した顔しちゃうんだけどな。むしろお金を推しに使えたことを誇らしげにしているまであるな。
お金ちょうだいは冗談にしても、お金を使うことに一切の躊躇がその子には無かった。その話を聞いて、そ、それはすごいな…としか言えなかった。わたしも、お金の教育ができるほど自分の金銭感覚が正常だとは思っていないので。間違ったことは言えないなという気持ちと、きっとよその家庭の教育方針があるんだよなという気持ちと。お金の勉強って実は盲点なんでは?と今更ながらに考えている。


今の高校教育のなかには、お金の勉強も入ってきているらしい。
金融とか、資産運用、金利など....。
ちがう!もっと前段階の勉強させて!!!
家庭事情が様々なだけに、学校で金銭感覚を指導するのはやはり難しいのか。そうだよな。親も親で教え方が難しいと思うんだけど....。

お金の勉強の教え方に正解はないと思う。でも何とかして教えるべきだと思う。自分の家以外の場合を知る機会は少ないのも、教えるのが難しい理由にあるのかも。
自分の今後のためにも、ほかのお家のケースも聞いてみたいなぁとか考えてます。

おしまい





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